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コミュニティとしての飲食業のあり方③ (オフラインマーケティングを創造する)

世界は規制を緩和し、少しづつ経済を回す方向に転換をはじめました。ウイルスによって追い詰められるか、経済的困窮で追い詰められるか、どちらにも偏ることは危険ですが、少なくともこれまでのロックダウンを続けることが必ずしも正しい選択では無いと、多くの経済界、財政界が動き出したわけです。しかしこの約2ヶ月の移動規制や活動制限がもたらした経済危機はこの先何年も続くと予想できます。今までの事業を継続するか否か、その余力はあるか、その選択を見極めることが多くの事業主に重くのしかかっていることだと思います。時には辞める決断も非常に重要です。

「辞める決断」その判断力は、挑戦する経験値の少ない人ほど鈍ってしまいがちです。挑戦し続ける人は、挑戦しない人に比べると遥かに多い挫折を味わいます。それゆえに何度も方向転換する場面に立ち会ってきているはずです。私は経験的にそう感じます。しかし私も経営コンサルタントをしているわけではありません。飲食業でシェフを20数年やり続けている一介の料理人と言うだけです。ただその経験から得た知識や考えと、これから現場で実践していくべきことを私なりにまとめていきます。(事業継続のための可能な限りの資金援助や融資の施策は割愛します。それぞれの国や地域の金融窓口や関係各庁の支援窓口に足を運ばなくてなりません。私がここで述べるのは現場での実践プランについてです)

前置きが長くなりました。ではこれからの飲食業がどのように生き残りをかけてマネジメントをしていくのか、私なりの考えを述べさせていただきます。

オフラインマーケティングの創造。いかにして実店舗にお客様を取り込むか。

1、コロナから立ち上がるその工程もストーリーとしてお客様に見せる。(Youtubeチャンネルを開設して、お店のストーリーを公開する。嘘偽りない、本当の姿をエンタメとして構成し、見るものが今後の展開が気になるように仕組む。また自分もその過程に参加しているように引き込む演出を心がける)

2、会員だけの特典を設ける。(年間を通じて会員のみ参加型の特別ディナー券、サブスクリプション・サービスの導入、会員限定出張ディナー権利、会員限定レシピ(仕込み)公開サービス、会員限定立食パーティ)

3、他業種との積極的コラボイベントの企画(ex.ワインショップ、クラフトビア醸造所、シェフ同士のコラボレーション・ディナー、etc)

4、地域に根差して、貢献できることには積極的に取り組む。まずコストありきではなく、その行動が信用信頼に通じるものであるかを物差しに参加の決定を進めていく。

つづく→



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辺境料理人
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