シール

ずっとずっと、シール貼りから抜け出せない

子供の時、身近なものにシールを貼るのが好きではなかったただろうか。
おもちゃとか筆箱とかノートとか。
タンスとか柱とか、貼ると親には喜ばれないことが容易に想像できる場所にすら。

で、シールの跡がずっと残ってしまっている場所があったり。
でもいつしか、そんなことしなくなったな。

何でだったのかな?と考える。
きっと、自分のもの、自分の領土、大事なもの。

そんなものに分かりやすい印をつけたかったのかな。
そう、マーキング、だ。
子供だなあ、と思う。
そうやって、精一杯”自分側のもの”を感じたかったのかな。

でも、と思う。
もしかして、今でも心の中で、いつも、何にでもシールを貼ってるのかもしれない。
周りから分かるようなものでなくても。
これは私の所有物、私の領域。

無意識に、所有・非所有を分けている。


対象はモノにとどまらない。

例えば友人や同僚といった近しい人たち。
この人は味方、この人は私のこと大事に思ってくれてる、好かれてる。
心でシールを貼って、だからこそその人が別の人のことも大事に思っているのが分かると苦い気分になったりする。

なんだ、他の人にもシール、貼られてるんじゃん、と。


他にも、SNS等で見たある意見に共感した有名人がいるとする。
すごいこの考え方私と一緒!共感する!とシールを貼る。
だからこそ、その人が別の面で共感できなかったりすると、がっかりして、なんだよと思ってしまう。

シールを、貼ったり剥がしたり。
ずっと、抜け出せないでいる。

******************************************
最後まで読んでいただきありがとうございます。
猫助の過去のnoteをこちらにまとめていますので、よろしければ覗いていただけると嬉しいです。




いただいたサポートはいつか自分のお店を持つ!という夢の実現のために使いたいと思います!何を売るお店かは絶賛妄想&模索中です♡