『内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力』読了
『内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力』から はじめに
P.18 内向型だからといって、内気とも限らない。内気とは、他人から非難されたり、屈辱を感じたりすることを恐れる性質であり、内向性とは、刺激が強すぎない環境を好む性質である。
P.20 “完璧な外向型も 完璧な内向型も存在しない。そういう人間がいるとしたら、精神病院だろう。” By.ユング
私は、内気な内向型人間。
今はそう認められるけど、昔は全くそれが受け入れられずにいました。
内向的、内気であるのはダメ、良くない。
明るくハキハキとして、活発に行動的でいる外向型の方がよく見られる。
小さい頃から、周りの人たちにそう刷り込まれてきました。
何の疑いもなく、私自身も「こんなんじゃいけない」と、外向型であろうと振る舞ってみました。でも、元々が違うから大体空回りしてました。
なんで自分はダメなのかなぁ・・・ばかりが募っていく。みんなは、どうして上手いことやれているんだろう?と・・・
迷走しまくっていた当時の私に、この本をおすすめしたいけど、読書嫌いだったから読んではくれないだろう 笑
とりあえず「こんな風に書かれてるよ!だから、ダメダメって自分を責めなくてもいいんだよ」って伝えたい。
今は読書好きだけど、どちらかというと遅読なもんで、、本の厚さに心折れかけたけど、図書館で何度か借りて読めました(;'∀')
20世紀のアメリカの文化や、外向型・内向型の有名人のエピソードなどを紹介
当時の時代背景を思い浮かべながら、様々な方々のエピソードも多くあり、とても読み入りやすかったです。
生まれ持った気質が土台で、性格は後天的に獲得した様々な要素が複雑に混じりあって作られていく・・・
土(気質)から 芽(性格)が出てくる感じ。
生まれ持った気質は消えない。性格を変化させることは可能だけど、輪ゴムのようにそれも限度があるということ。
内向型は、過度な刺激に反応し消耗しやすいので、自分がちょうどいい刺激に調整する工夫をするとか、
集団よりも、個人で考えることで創造性を活かせること、
あと、時には外向型のペルソナをつけた方がいいときもあるということ…
緊張したり、オドオドしても、それはある意味人間らしくて、周りに安心感を与えてるかもしれない。
私にとって、非常に読み応えのある本でした。
ひとりでもいいんだって、なんだか嬉しくなります。
アダルトチルドレンやHSPの方にもおすすめしたい。内向的な自分の性格に悩んでる人、外向型な人にも読んでもらえたらいいなと考えます。
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