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ソーシャルメディアの使い方とかブランディングの考え方とかって、自分の考えるソレの範囲が全てなのだろうか?という話〜 THE MOLTSの企業公式アカウントの人格化の件

以下の件です。

これ、一部のインフルエンサーが否定的なコメント出したせいで、それに引きづられるような否定的な意見が多いけれども。

自分の頭で考えた上での同調はいいと思うんですが、果たしてそのとおりなんだろうか?って考えてみてもいいのでは。

さて。

むしろ、こういう実験的な試みに対して、自分たちの考えと違うからって否定的に捉えるほうが、ソーシャルメディアや企業ブランディングの考え方を「自分たちの考えるソレ」の中で縛ってるよね。

例えば、擬人化について、BtoCなら良くてBtoBならダメっていう声も出てるけど、それも理由もないでしょう。

もしBtoBならダメっていうなら、村田製作所は、「ムラタセイサク君」って、擬人化した呼び方で企業ブランディングをしていたこともあるし、そもそもBtoB企業も人対人のビジネス。

最近でいうなら、いわゆるH2Hですし。  企業ブランドを人格化するのがNGなら、ブランディングにおける、ブランドアイデンティティ、ブランドパーソナリティについても否定できるだけの理屈を伺いたいところです。

ただ1点だけ、ここは慎重であるべきだったろうと思われるのは、ジェンダーバイアス的な視点。

「若い女性」をペルソナとしたのは、「若い女性」=勉強不足で無知、と無意識に想定してる?って思われる可能性がある。なので、そうした世の中的な文脈を考えるのであれば、ジェンダー面などを想定したキャラクター設定にすべきだったろう、と思う。

その点以外に、企業の公式アカウントを人格化したからって、ソーシャルメディアの公式アカウントの使い方として正しくない、とかいうご意見たちって、誰がいつどこでそんなルールや原理原則使ったの?って聞きたい。

正しいか正しくないかではなく、妥当か否かで判断したほうがいいよね。そもそも。

※追記:THE MOLTS 寺倉氏による公式コメント

っていうか、こんなことでわざわざコメント出さなくちゃいけなくなるのって、おかしくない?

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