見出し画像

子どもの個性、才能を認め信じる

息子Mozuは小学生の時、ほとんど勉強せずに漫画ばかり描いてました。

で、中学生の時はどうかと言うと、相変わらず塾にも行かず、漫画を一生懸命描いてましたね〜

学校の成績は、3がほとんどで、たまに2があるくらい。

あ、5が一つありました!

そう、美術です(笑)

ある時妻が息子に、「3が多いけど、もう少し頑張れば4になるよね〜」と聞いたところ、

「お母さん、学校休まず行って授業受けて、提出物をちゃんと出していればテストが多少悪くても3はもらえるの。でもね、4をもらうためには勉強する必要があるんだよ。それは時間の無駄でしょ?」

だって(笑)

計画的に3をもらっていたとは・・・

ある時、授業中に暇でノートに描いていたという(笑)立体に見える落書きをわたしのところに持ってきたんです。

それがですね、結構よく描けてるんですよ。

「お父さんこれすごくない!?」とワクワクしながら見せるんですが、ただね、その時って受験2ヶ月前なんですよ😅

で、わたしはそれを見て思わず、

「お前何やってんだ!!受験生だろー!大事な時にこんなもの書いて!」

なんてことは言わず(笑)

ノートをよ〜く見ながらこう言ったんです。

「お前はこういうの描いたら天才だな!素晴らしい!!」

そして、満足そうに「おれってやばいな!」と言いながら塾に行ったのでした(笑)

で、息子は「都立 総合芸術高校」という美術系の高校に無事合格しますが、実はその4年後に驚くことが起きます。

なんとそのいたずら書きが「NOUTO」として、商品化することになったのです!!

しかも、東急ハンズさんで全国発売!

授業が暇で描いていたという落書きが、商品として発売されるとはビックリですよね〜。

あの、だまし絵など錯視を使った作品で世界的に有名なエッシャーの「エッシャー展」でも販売されました。

その後も、数多くのテレビから取材を受け、飲み物のパッケージに採用されたり、日テレの「イノセンス」というテレビドラマにまで登場したり。

作品集の本も出版され、台湾版にもなりました。

当時はまさかノートに描いた落書きが商品になり、やがて仕事に繋がっていくなんて、想像もしてませんよね。

ただ、息子がわたしにノートを見せにきた時、

「なんで授業中に落書きなんか描いてるの!」
「こんなことやってるからテストの点も悪いんだろ!」
「大事な時期にしょうもないもの見せにくるんじゃないよ!」

なんて言ってたらどうなっていたか・・・。

いつの時も子どもの個性、才能を認め信じて、前向きな言葉をかけることって、大事かもしれないですね。

息子は「ここに入りたい!」と思っていた高校に無事入れた訳ですが、これにも実は色々とエピソードが(笑)

この話はまた別の機会に。


「NOUTO」はこちらでお買い求めいただけます😊


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?