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【特集】恋バナ大好き女子が「付き合う」ことについて考えてみた

こんにちは!medien-lienの広報・ブランディングチームでSNSマーケターを担当しているしおりです。いきなり恋バナなんてどうしたんだと思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、私は大の恋バナ好きです。今日はそんな私が、「付き合うってどういうこと?」という疑問について考えたことを綴っていきたいと思います。

1.恋バナする派ですか?

 つい最近、とあるバラエティー番組を見ていたら「異性のどういう行動を見たら冷めるか」をテーマにトークしていました。その中で「自転車で立ち漕ぎをしている女性を見たら冷める」という意見が取り上げられていて、それを見た私と友人は「そんなことで冷めるの!?」とただただ驚いてしまいました。
 当たり前のことかもしれませんが、恋愛観は本当に人によって異なるし、そもそも恋愛をしたい人もいればあまり興味がないという人もいて、恋愛は楽しいと思う人もいればもうこりごりだという人もいます。そのような、人によって感覚もこれまでの経験も異なるけれど、”好き”とか”付き合う”とかいうおそらく多くの人で共有されている概念が存在します。そして、それについて考えたり他の人とお話ししたりするのが好きな人間が一定数いると思います。
 今回はそんな人間のうちの1人である私しおりが、「付き合うとはどういうことか」について考えていきたいと思います。恋バナ好きな人もそうでない人も、こんなこと考えてるヤツがいるんだなあと思いながら読んでもらえたら嬉しいです。ただこの話題だと話が尽きず、長くて3000字くらいには収めたいのですがそうもいかないかもしれないので、目次を見てかじり読みしてもらえたらと思います(結局5000字超えました…とほほ)。お時間ある方はぜひ最後までお付き合いください。あと初めに言っておくと、これは特に何か結論を出すことを目的にはしていなくて、ただただ”考える”ことを楽しんでおります。
 ちなみに最近友人何人かと恋バナをしていたら、なぜか私が自然と司会みたいになっていました。皆の理想のタイプを根掘り葉掘り聞き出していたら話を回すのが上手いと褒められたのですが、恋バナになると頭が冴えるんですかね…(笑)

2. 「付き合う」について考えたい!

—————付き合ってみたら、なんか思ってたのと違ったんだ
なんてこと言われたらたまったもんじゃないですよね…実際珍しいことではないと思いますが(泣) ということで今回のテーマは、恋バナの中でも特に「付き合うとはどういうことか」です。まずは、そもそもなぜこのテーマにしたのかから説明したいと思います。まあきっかけはいくつもあるのですが、3つ挙げるとしたら、1つ目は複数の友人から「付き合うって何!?」と単刀直入に聞かれたこと、2つ目は色んな人と恋バナをする中で、自分がもっていた「付き合うとはこういうことをする関係」という認識が当たり前ではないと気付いたこと、3つ目は「付き合う」ことを恋愛が成就した形態だとは考えていない人に出会ったことです。

3.「付き合う」ことと「友人との付き合い」との違い

 まず友達から付き合うってどういう関係のことを言うのか、友達とは何が違うのか、ということを聞かれた際に、私は「両想いになった人どうしが、今以上に理由もなく連絡したり会ったり遊んだりしやすくなるために結ぶ関係」だと思うと答えました。それから思いつくままに①他の人とよりもその相手と長く過ごしたいと互いに思っている関係、②手を繋いだりハグしたりしたいと互いに思っている関係、③色んなところに遊びに行ったり一緒にご飯を食べたり色んなことを楽しめる関係、とか付き合ったらこういう関係になると思うものをいくつも挙げてみました。ここまで言ったら納得してくれるんじゃないかと思っていましたが、「友達に対してもハグはしたくなるかもしれない…!」と言われたときにハッとしました。たしかに理由もなく連絡して会ったり、手をつないだり肩を組んだり、色んなことを一緒にする友達っていうのもありえますよね…
 「両想いになった」という部分だけは友達関係には当てはまりませんが、友情的な好き(よくLikeのほうの好きと言われるもの)に置き換えればとっても仲のいい友達でも当てはまることはあるだろうと思いました。私自身は交際関係に特有だと思っていた関係性や行動も、他の人から見たらそうとも限らないようです。皆さんは、「付き合うってなに!?」って聞かれたらどう答えますか?
 またこの話に関連して、「自分には”大事な人たち”っていうくくりがあって、その中に家族も友達も恋人もいて、その中で優先順位とかに差はない」という友人がいたことも思い出しました。私としては「家族」だけが別次元で、「友人」と「好きな人・恋人」は大きなくくりとしては同じところに分類されています。なぜなら友人の中に、今後好きな人や恋人になる可能性がある人が含まれているからです。ただ、より小さな単位で見ていくと「友人」と「好きな人・恋人」は別のくくりになっていて、「好きな人・恋人」のほうが、1人当たりが占める脳の思考体積(?)が大きいなと感じます。これもまた人によって違うのだと思うと面白いですね。ぜひ色んな人の頭の中を覗きたい(!)ものです。

4.付き合ってるんだから…これって当然だよね?

 あれ、けっこう語ってきたはずなのに「付き合う」について考えようと思ったきっかけの1個目しか触れてないですね。すみません、いちいち喋りたいことが溢れてくる質でして…それでもせっかくの機会なので丁寧に、順番に触れていこうと思います。2つ目のきっかけは、自分が当たり前に思っていた「付き合うっていうのはこういうことをする関係」という認識が人によって違うことに気づいたというものでしたが、これは1つ目と似ているようで違います。例えば、「付き合ったら外を歩くときはいつでも手をつなぎたいよね(知り合いが近くにいる場合を除く)」と私は思っているのですが、「知り合いがいてもいなくても外で手をつなぐのは恥ずかしい」という人もいるといったようなことです。もっと具体例を挙げてみると…

<付き合ったらこういうことをしたい byしおり>
・少なくとも1日1回はLINEしたい
・遠距離でなければ、週に1回くらいは会いたい!というか会えるときにはたくさん会う!
・色んなところに遊びに行きたい!ドライブとか買い物とか観光スポットとか!
・一緒にご飯食べたい!外食もしたいし一緒につくったりもしたい!
・お誕生日とかクリスマスは一緒に過ごしたい!
・たくさんおしゃべりする!お互いに話してお互いに聴く関係になりたい!
・一緒にライブとかフェスとかに行きたい!

ざっと挙げるとこんな感じですかね…(ちょっと恥ずかしい笑)
これを見て、皆さんはどう思ったでしょうか…?共感する部分、ここは違うなという部分もあったのではないかと思います!私の例だけ見てもなんなので、私がこれまでに友人から聞いた話や漫画から得た知識、想像も含めてこういう例もあるんじゃないかというものを思いつくままに挙げてみますね!

<付き合ったらこういうことをしたい by???>
・付き合ったら少なくとも2日に1回は会いたい!
・おそろいのもの色々買いたいな
・ときどき寝落ち通話したい
・毎月記念日は絶対に2人で過ごしたい!
・会うのは2か月に1回くらいでいいなあ
・LINEの返事は3時間以内にはほしい!!
・家でずーっと一緒にゲームしたり映画観たりしたい!
・ツーショット写真をお互いのインスタに載せたい!!

こんなもんですかね…挙げればきりがないですが、人によって恋人に求めることや恋人と一緒にしたいこともかなり異なってくることが想像できます。それが異なっていても他人同士であれば違いがあって面白いねで済むのですが、両想いになれた相手といざ付き合ってみたときにそのあたりの感覚や価値観が合わないとなると大問題です。このように、「付き合うとはどういうことか」の感覚が人によって異なることは、実際の恋愛にかなり影響します。「付き合う」って言葉でまとめちゃうからこういうことになるんですかね…(笑)もし可能であれば、告白したり付き合ったりする前に好きな人と恋バナをして、相手が付き合ったらどういうことを相手に求めたりどういうことを当然だと思っているのかを聞き出せたらベストかと思います…!(そこで自分と合わなかった場合は、諦めるか受け止める覚悟をするしかないですね…笑)

5.付き合うだけがゴールじゃない

 そして3つ目は、「付き合う」ことを恋愛が成就した形態だとは考えていない人に出会ったことです。たいていの場合は、誰かを好きになって、あの人と付き合いたいと思って色々様々な努力をして、晴れて両想いになれてそれをお互いが知ったらお付き合いスタート!というストーリーが当たり前だと私は思っていたのですが、そうは考えていない人に出会いました。好きだけど付き合いたいかと言われるとそうではない、そういう人もいるということを知って私は驚きましたし、付き合うことが片想いの人のゴールとは限らないのだと思いました。もしかしたらそれが本当に、純粋にその人のことを好きだということかもしれないとも思います。また、両想いであることを互いにわかっていればわざわざ付き合う必要はないのではという人にも出会ったことがあります。「付き合う」というのは他人に自分たちの関係性を伝えるためだけの肩書きなのではないかということです。そのような場合だと、付き合っていても付き合っていなくても何も変わらないのではと言われ、たしかに…と思いました。ただ、付き合っていてもその関係を周りには隠すというカップルもいると思うので、そのようなカップルのことも考えると……「付き合っている」関係になることを互いに確認する必要がある人と、そうでない人がいるのではないかと解釈することができます。いやあこれは人によってかなり違ってくる部分なのだろうと思います。自分と異なる感覚を”受け入れる”のは難しいけれど、自分と異なる感覚を知って違いを楽しむのが恋バナの醍醐味なんだと思います(ただし、好きになった相手とそういう価値観が合わないと辛いものがあるかもしれません…変われる部分や変わってもいいと思える部分をお互いが変えて、あとは流れに任せるしかないですよね…)。

6. 〆 におすすめ漫画と名言的なものをどうぞ

 このとっちらかった文章をここまで読んでくださった方は相当物好きな方だと思います。本当にありがとうございます。そんなこんなで、私がなぜ「付き合う」ことについて考えようと思ったかのきっかけをつらつら書いてきましたが、その中で「付き合うとはどういうことか」に対する私の考えや私が出会ってきた考えを紹介できたのではないかと思います。皆さんにとって何らかの刺激や発見になっていたら嬉しい限りです。
 最後に、恋愛にまつわるオススメ漫画と、とっても鋭い名言を紹介します。まずは、身近なところにあんまり恋が転がっていないなあという方や恋バナするのはなかなかハードルが高いけれど誰かの恋愛模様にきゅんきゅんしたいという方にオススメの漫画を3つ紹介します(LINE漫画等で読めます!)。

・たまのごほうび
・高嶺の蘭さん
・月のお気に召すまま

 それと最近出会った本の最後に綴られた、愛についての言葉たちがとても刺さるものだったので〆に記しておきます。九大中央図書館の、哲学書やら心理学の本がある棚あたりを適当にぶらぶらして恋愛にまつわる本を探しました。題名を事前に調べることもせず、なんとなくよさげな本を手に取りました。完全にフィーリングで、なんか恋愛と似てるなあと思いながら。

💎人は恋をしているときには決して善良ではない。ーアナトール・フランス

💎女が男を愛する理由はいつも人には言えない理由であるーアンリ・バタイユ

💎他人と分け合うことに同意する愛は、最も偉大な愛である。ーコレット

💎愛することはむつかしいし、愛されることは煩わしい。ークロード・アネ

💎恋する人たちが一緒にいても少しも退屈しないのは、いつも自分のことばかり話しているからである。ーラ・ロシュフコー

そして以下は私が考えてみた&自分が言われて心に残った名言もどき(?)です!!!

💎自分を安売りしちゃダメ。自分を好きになってくれる人はこの世に何人でもいる。

💎ある種の違和感や、もう好かれていないかもしれないという予感はかなり当たる。ちょっとでも長くこのままでいたければ何事もなかったかのように振る舞えばいい。でもいつか終わりは来る。

何か1つでも皆さんの心に刺されば幸いです。そして、皆さんの恋愛観もいつかお聴きしたいです!!私はまだまだ語り足りていないので、また機会があればいくらでも語ります(笑)
以上、しおりでした!またお会いしましょう!!

<参考>
・河盛好藏編 (1960)『現代の7つの課題 第3巻 正しい愛情のすがたー恋愛と性ー』亀井勝一郎編, 筑摩書房.

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