マガジンのカバー画像

#ひとり暮らしのエピソードマガジン

102
『はじめてのひとり暮らし安心ガイド』の発売にあわせて、みなさまんが書いてくださった #ひとり暮らしのエピソード をマガジンにまとめました。 お部屋探しから引っ越し、暮らしのあれこ…
運営しているクリエイター

#メディアパル

【企画】今年はテーマ2本立てでやります!#ひとり暮らしのエピソード #お部屋探しのエピソード(募集期間2024/1/25~4/15)

今年も「ひとり暮らしのエピソード」企画やりたいなあと思いつつ、まったく同じだと楽しくないかなあと悩んでいたら、1月が終わりそうに…。 考えているだけでなにもしないのは一番つまらないやつだ。少しでも参加してくださる方がいればうれしいし、過去の記事を読み返してくれる機会になるかもしれないし。 3年目だし、スピンオフしてみます! 今回は基本テーマと別に、違うテーマも作ってみます。 テーマ #ひとり暮らしのエピソード     #お部屋探しのエピソード ひとし暮らしのエピソード企画

一人暮らしクロニクル その8

 1993年3月末、横浜税関を退官した私は実家へと戻りました。  さて、ここでちょっとおさらいします。  18歳で東京都新宿区市ヶ谷(8ケ月)  18歳で横須賀市久里浜(1年)  19歳から横浜市西区西戸部町(3年) と、住民票を転々としていた私は、23歳にして福島県郡山市に戻りましたが  25歳で結婚して住所移転(二人暮らしから三人暮らしへ)  27歳で広い部屋に住所移転(三人暮らしから四人暮らしへ)  と、さらに住所を転々とし、31歳で離婚、実家へ住所移転(妻子と四人暮ら

一人暮らしクロニクル その7

 1989年、平成元年当時の横浜税関には4箇所の独身寮があり、採用一年目は全員横須賀市の久里浜寮でしたが、採用二年目の12月を迎えた時には、それぞれ「もみじ坂」、「港南台」、「西戸部」の独身寮に転居しました。土地勘が無い方もいらっしゃると思いますが、「港南台」以外は、横浜の大都会です。最寄り駅が「桜木町」でして、今の「みなとみらい21」から徒歩圏内の立地でした。  しかし、当時は再開発前でしたので、港湾跡地を急ピッチで開発しているような時で、華やかさには欠けていました。「横

一人で暮らす

あの夢のような日々が懐かしい。 ご飯を食べながらスマホで動画を見ていたって、 裸で歩き回ったって、 夜中に友達が大勢転がり込んできたって、 大音量で音楽を流していたって、 掃除を一ヶ月しなくたって、 一日中寝ていたって、 許されたあの部屋 思春期の女子に気を使うことも、 夜中に音を立てないように帰ることも、 飲みたいお酒を我慢することも、 見たくないテレビを見ることも、 長い髪の毛が浮いたお風呂に入ることも、 なかったあの日々 週末の2日間、 何も声を出してない自分に気

一人暮らしクロニクル その6

 1988年12月9日、東京都新宿区市ヶ谷の「税関研修所」での研修生活を終えて、それぞれが所属する税関に配属になりました。  当時の横浜税関には4箇所の独身寮がありましたが、採用一年目は全員もれなく横須賀市久里浜にある独身寮に入寮させれれるルールとなっていました。  言葉は不適切で失礼な表現かもしれませんが、「田舎」でした。「ド田舎」という程ではないですが、横浜まで電車で1時間、駅前は少し栄えているけれど、娯楽施設は無いような場所だった気がします(当時の記憶です、正確性には

【企画に参加】一人暮らしは音楽と共に✨🌟

おはようございます🌟✨やふーです🌻 メディアパルさんの企画に参加します(*^^*) わたしは音楽が好きで、 エレクトーンをずっとしていました。 特にジャズとかフュージョンが好きなのですが、 なかなかうまく想いが伝えられない日々を過ごしていました。 一人暮らしをしている間、 実は沖縄に来るまでは、 ずっとエレクトーンを持ち運んで、あまり弾きはさずとも、たまに弾くような生活をしておりました。 初回は防音室がある部屋 このときは、本当に早く親元から離れたくて、 エレクトーン

たのしい?さみしい?くさい!

メディアパルさんちの企画は いつもおもしろいなぁ… 今回も乗っかってみた。 ひとり暮らしのエピソード、 と聞いてすぐに蘇ってきたそれを 「たのしい?さみしい?」 …と改めて考えてみる。 うぅむ、どちらでもない。 ひとことで言えば「くさい」。 人生初のひとり暮らしは18さい。 米国だった。 文字にしてみると わりと無謀な気がしてウケる。 渡米直後。 英語もよくわかんないし 治安もよくはないし 外に出るのがこわかった。 マクドナルドかバーガーキング、 たまに頑張って

ひとり暮らし

 人生のどの時期にひとり暮らしをするかで、ひとり暮らしの捉え方というのは大きく変わる、と思う。  私のひとり暮らしは、高校を卒業した18歳の時に始まり、22歳で大学を卒業した時に終わった。4年間だった。  推薦受験で大学がかなり早い時期に決まったので、ほかの同級生より余裕をもって準備ができたはずだが、準備として何をしたらいいのかなんて実はさっぱりわからなかった。  わからないのに、母には 「ほっといて。全部自分でするから」  と言った。    アホだなぁと思うが、まあ若

段ボール箱に詰め込んだ涙

「何詰めてるの?」 「うぅん、えーと、割り箸とかお茶碗とかそんな感じ」 「えぇ、そんなのいらないよ」 「そぉ?」 振り返る妻の目には、今にも溢れそうなくらい涙が溜まっている。 もうすぐ息子が巣立ってしまうからなのか。 大学院進学を機に住み慣れた自宅を出ることになった。大学までは自宅からでも十分通える距離なのですが、自立したいと言う本人の意志を受け止め、応援することにしたのです。 どれどれっと段ボールの中を覗き込むと、なるほど、栓抜きやらマグカップやら、どうでも良い品物ば

キャベツを無心で食べた日のこと/#ひとり暮らしのエピソード

先日、出版社・メディアパルさんの「ひとり暮らしのエピソードを教えてください」という企画を目にし、この半月ほど学生時代のことをいろいろ思い返していた。 ひとり暮らしに関する壮大なるエピソードはけっこうある方だが、どういうわけか相当くだらない出来事ばかりが脳裏に浮かぶ。 そのひとつが、友達とふたりでキャベツをむさぼったことである。 私のひとり暮らしデビューは、大学入学と同時にやって来た。とは言え、最初はアパート住まいを許されず、私自身も自炊にちょっと自信がなかったので、大家