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今までで一番痛かったこと〜お尻の病〜

3ヶ月に一度、歯医者さんに行って、歯のクリーニングと健診を行なってもらっています。
先日、いつものように歯医者さんに行ったら、奥歯に被せてある銀歯が外れそうだとのことです。
実際に金具で引っ張ると簡単に外れてしまいました。
そして、中の歯が少し虫歯が進んでいたのです。

先生が「では、少し削りますね。」と言われた瞬間、緊張で背中に汗をかくのを感じました。
当然、麻酔をしてもらいましたが、そもそも麻酔自体が気持ちのいいものではありません。
誰でもそうだと思いますが、注射というのが好きではありません。
予防注射や、人間ドックのときの採血なんかは、大人なのでなんとか我慢できますが、歯茎に注射をするのは、未だに慣れることはできません。

歯の治療というのは、脳に近いせいもあるのか、とても恐怖を感じます。


お尻の病の話

私は幼い頃から、「お尻の病」※ に悩まされてきました。
(※あえてここでは「お尻の病」と表現させていただきます。)

私が子供の頃に育った実家は、田舎だったので、トイレが屋外にありました。
当然、水栓トイレではなく、所謂「ぼっちゃんトイレ」でした。
冬なんかは、下からビュービューと冷たい風が吹き上がってくるのです。
そして、今のような柔らかいトイレットペーパーはありません。
ロールになっていない「ちり紙」というものでした。

そんな、劣悪な環境が原因だったのだと思います。
小学校の低学年の頃から「お尻の病」に悩まされてきました。
そして48歳の時に、初めて専門のお医者さんに行ったのです。

診察台に横になっていると先生がきて、少し痛いですよと言って検査具のようなものを、お尻に入れられました。
その瞬間、それまでに経験をしたことのない痛みが走りました。
診察が終わっても、私は過呼吸の状態が続き、立って歩くことすらできませんでした。
別室のベットに移されて、暫くの間、酸素マスクをつけられました。

この時が、今まで生きてきた中で、一番痛かったときす。

結局、この病院で手術を受けることになりました。
手術をするときは、下半身麻酔をしたので、痛みは全くありませんでした。
麻酔が切れてからの痛みはありましたが、痛み止めを点滴して頂いたので、なんとか耐えることができました。

手術後、暫くは排便をするたびに痛みがあり、恐怖でしたが、なんとか乗り切ることが出来ました。
なんと言っても、最初の検査の時が痛すぎたのです。

お尻というのは、脳からかなり離れた場所にありますが、人間の体の中でも、非常にデリケートな部分の一つです。
もう、2度とあの経験はしたくありません。


お尻の病に悩まされた歴史上の人物

お尻の病に悩まされたと言われる、歴史上の人物はたくさんいます。
ナポレオン・ボナパルト、ルイ14世もそうでした。
ルイ14世は、麻酔なしで手術をしたと言われていますが、とても信じられない話です。
日本人では、松尾芭蕉、夏目漱石、正岡子規が有名です。


早くお医者さんに行きましょう

他人に言えずにこっそりと悩まれている方も多いと思います。
私は48歳まで我慢しましたが、もっと早くに病院に行っとけばよかったと思っています。
今は、医療技術も進歩しているので、もしかしたら検査もそんなに痛くないかもしれません。
いずれにしても、早い目にお医者さんに行かれることをお勧めします。

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