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【オリジナル歌詞】野菜炒め

こんにちは。

以前noteで広告業界を目指した理由について投稿しました。

私は作詞家になりたいという夢があったんですよね。それで高校の頃から趣味で歌詞を書いていまして。(歌が無いので今のところ詩なんですが)

上京した頃、実家の母を思って作りました。秋から冬に変わる11月終わりくらい、をイメージしてるのでちょっと季節はずれですが。

結婚式が近くなってきて、親のことを考えることが増えました。この詩は見せないけど、こういう気持ちを込めて、結婚式の手紙を書こう。

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野菜炒め

日暮れの時間が早まった
そろそろ木枯らしが吹く
ポッケに手を突っ込んで歩くと
こけたら危ないといつも怒られた

狭い世界で生きていくのが
何だか怖く感じて
何もわかってないといわれるほど
何も分かってくれないと思った

世間知らずの箱入り娘
ひとりじゃご飯もうまく作れない
もやしとキャベツの野菜炒め
焦げたり火が通ってなかったり

難しいね
生きていくって
習ってないこと
たくさん起こる
ずっと守られていたんだなぁ
ちょうどいい加減の野菜炒め

冬の朝だって変わらず早起き
寒い部屋をストーブ炊いて
体の中から温まるように
朝から作ってくれた豚汁

大丈夫だっていうのに
ダウンコートなんて恥ずかしい
脱ぎ捨てて自転車を漕ぐ
風は思ったより冷たかった

カラフルなお弁当が良かった
甘い卵焼きが良かった
固く握ったおにぎりと
緑と茶色のお弁当

分かりづらい
あなたの優しさ
当たり前に
もらっていたから
いつも正しかったんだなぁ
栄養たっぷりの野菜炒め

わがまま通して家を出たのに
何かといつも届く優しさ
あの味は
しょうゆ、塩コショウ、コンソメ
こんなのじゃ出せないんだろう

難しいね
生きていくって
今まであなたに
生かされてたから
ずっと分からなくてごめんね
またたべたいよ野菜炒め

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