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化粧品検定1級を受けてみた

改めまして、せーひろです。
普段は小売DXのベンチャー企業で従事しており、
FMCGやD2Cのお客様向けのOMO支援について考えています。
前回投稿から少しお時間空いてしまいましたが、
今年5月末に受けた化粧品検定について簡易的にまとめました。


化粧品検定とは?

正式名称は日本化粧品検定で、化粧品の幅広い知識を問われる試験です。
国家資格ではなく、TOEICと同じように民間資格の位置づけですが、
文部科学省からも後援されている検定です。
https://cosme-ken.org/

受験者は述べ100万人の規模を超えており、
化粧品業界・美容関係・小売業や医療関係など化粧品・美容関係が
約半数で、業界の登竜門のようなものです。

受験の中身としては大きく3つ、
目指すレベルによって難易度は異なります。
1級・・・化粧品の専門家を目指す
2級・・・美容を語れる人を目指す
3級・・・ワンランク上のキレイを目指す
3級はWeb受験で無料で受けることができ、1級や2級は年に2回、所定の試験会場で、受験します。

また、1級を合格した方のみ、養成講座を受けた上で、
特級の受験資格を得ます。

試験の学ぶべき範囲は幅広く、3級は美容知識、2級は美容皮膚科学・スキンケア・メイクアップ・生活習慣美容、1級はそこに加えて化粧品科学・ヘアケア・ネイルケア・香り・オーラルケア・サプリメント・法律・安全性など多岐に渡ります。

1級や2級の合格率としては、受験者の約7割前後で、めちゃくちゃ難しい訳では無いですが、前提として業界知識があり、日々化粧品関連と向き合っている方の中での合格比率なので、単純な数値以上に一定の難しさはあると思います。
(かつ化粧を行っている女性の受験者が約9割とバイアスは一定ある)

今回、短期で集中的に学ぼうと思い、「独学」で「1級」を目指すことにしました。

受けてみてどうだったのか?

結論から言うと、「非常に良かった」です。
また、結果的に無事に1級の合格を果たす事ができました。

合格したら届く合格証書


日々、D2Cメーカーのお客様と向き合う中で、勉強の一環として受験しましたが、化粧品を軸とした美容に関わる企業が多い中で、共通言語や同じ目線に合わせて会話できるようになったと思います。
そして、化粧品の奥深さを改めて知ることが出来ました。
(女性の方の日々の美容に関わる苦労や大変さを身に沁みて分かりました)

受験に向けてやったこととしては、大きく3点
①1級・2級/3級のテキストを読み込み、原理原則と概念の理解を深めた
②問題集を一通り解いて、出題パターンを理解した
③嫁が使っている各化粧品について聞きまくった
特にメイクアップ系やネイル周り等、普段自分が活用しないものについてはイメージが湧かなかったので、使っている人に聞いて、理解を深めることが重要だったかと思います。

一通り勉強したことで、日々の業務で耳にする「成分」や各パートの原理原則(スキンケアやヘアケア、オーラルケア、フレグランス等の概念)、商品のパターンの解像度が格段に上がりました。

今後について

受験するプロセスを経て、
基礎知識や概念としての理解はかなり深まりました。
一方で、現場レベルへの紐づけはまだまだ浅いなと思っています。

各メーカーの商品がどこにプロットされ(想定される背景含め)、
競合となりうるところはどこなのか、その状況を正しく理解した上で、
各ブランドがどういう戦略や戦術を取るべきなのか。
ここの解像度を高めていきたいと思います。

特にデジタルを中心としたプロモーションを中心に支援している中で、
王道はあるものの、勝ち筋は異なる。置かれている状況やそのブランドがなしえたい道筋によって、あり方ややり方は変わってくるので、
しっかりと科学していきたいと思います。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました!

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