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花束みたいな恋をした(映画)(ネタバレ)


見てきました。
ネタバレあるのでお気をつけを!!





お気をつけを!!




んじゃいきますね〜。



【話の要点】
5年付き合ったカップルの経緯


激エモでした。
菅田くん演じる麦くん と
有村架純ちゃん演じる絹ちゃん のお話。


共通の趣味によって2人は結ばれ、
同棲もスタートし、非常に楽しそうな毎日が始まります。それはもうめちゃくちゃ楽しそうです。
美男美女の楽しそうな姿程、敵わないものはないですね。


麦くんは絵描きとして働く事を夢見て、就職をしない道を選びます。
絹ちゃんは遅れて就職活動をするも圧迫面接にメンタルがやられ、アルバイトをする日々を選びます。

しかし、絹ちゃんの両親はそれを許さず、絹ちゃんと麦くんの家に訪問してきます。そこで2人に仕事の魅力を延々と語ります。

次は麦くんのお父さんも訪問し、働かずに絵ばかり描くなら仕送りを止めると宣言。

絵描きの仕事も少しはあったものの、小遣い程度だったということもあり、麦くんは就職します。

麦くんの絵のファンの絹ちゃんは少し寂しさを覚えるも、麦くんの「仕事をしながら描くのは続ける」との言葉に安心します。



ここまでがおそらく2人にとって楽しい日々でした。ここからは2人のすれ違いがどんどん広がっていきます。


その広がり方がすごくリアルで、、、

言い争いになる時も、どっちも悪くないんです。
どっちの言い分もわかるんですが、お互いに納得のいかない日々を過ごします。


そして、2人は同じタイミングで別れを決めます。

別れを切り出したのは昔、麦くんが告白をしたファミレス。別れを伝えようとする麦くんに絹ちゃんが察します。そして、麦くんがなかなか切り出せないので、絹ちゃんが別れ話に促します。

しかし、麦くんはその別れ話を拒もうとします。


この辺りもすごくリアル。
男ってどうしてああなるんでしょうね。
反対に決断した女の子はすごく逞しく自分には写ります。


そこに初々しい2人の男女の学生が来店します。その2人と昔の自分達を連想させてしまい、絹ちゃんの緊張も切れてしまいます。
そして、大泣きして苦しむ絹ちゃんを見て、麦くんも別れを決断します。


悲しすぎる。ここで終われば悲しい映画だったなぁで終わりですが、そうではありませんでした。


その後、ファミレスでの一件で吹っ切れた2人は絹ちゃんが家を出て行くまでの残された日々をめちゃくちゃ楽しそうに過ごします。

麦くんが仕事を始めてから全く一緒に出来ていなかった共通の趣味や、今だから言えるぶっちゃけ話。2人は猫を飼っていたのですが、どっちが連れていくかを楽しそうに本気でじゃんけんをする描写が描かれています。


この辺りもすごくリアルに感じました。
実際に2人は本当に楽しんでいたのでしょうが、見てる私はかなり複雑でした。このままもう一度付き合えば良いのになんて思いましたが、そんな簡単な話ではないこともわかりました。


そして別れた後に、別のパートナーとお互いいる時にばったり出会います。気づきはしますが当然声をかけません。そのまま離れて行くのですが、お互い振り返る事なく、背中で手を振ります。

そのシーンもグッときました。


麦くんは学生時代、Googleのストリートビューに写ったことを周りに自慢しまくるシーンがあるのですが、
絹ちゃんと再開した夜、Googleのストリートビューで同棲した時の近辺を麦くんが一人で見ていると、

そこには手を繋いで歩く麦くんと絹ちゃんの姿が。
それをじゃんけんに勝った麦くんが猫に見せる描写で映画は終わりました。



花束みたいな美しい2人の関係が枯れていき、また新しい美しさに生まれ変わりゆく様が描かれている…まさにタイトル通りのお話でした。


見る年代によって感想に差がありそう。



2人の女子高生が横で見ていたのですが、感想を語り合いたいなあと思いました。


ええ。決して邪な気持ちではありません。決して。



【補足】
主題歌「勿忘」が激しくエモいナイスなソングですが、今話題の「ドライフラワー」でもなかなかエモかったのでは。と思いました。


おしまい。



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