詩『瞬間的進化』
どこかの
昔に
名の知れた
受け渡し。
反射的に
奪い取った、
個人への
配布。
代わりに
許された
昼間でも
薄暗い
抜け道。
舗装にまで
至ったのは
政と
貨幣を
固結びする
現実か
思い込み。
輪の中の
みんなで
利益を
重ねてゆく
円満な
組織。
趣味も
思考も
違う色が
密集して
膨れ上がるのは
集団の
当然。
政の意思に関わる
紙の束の
授与。
総意もなく
一部が
決めるなんて
法律づくりの
担い手が
禁じるわけのない
傲慢。
平等な社会に
優先的に
並ぶのは
献身的に
支えてくれた味方への
待望の
一手。
全体の利益より前に
浮遊する
恩ある人たちへの
利益。
フェードアウトが
条件だった、
みんなから
集めた貨幣で
つくった
投与。
両方とも
息をして
ポケットを
膨らませる
ありきたりな
カオス。
献金も
税金も
国民のために
取り上げたらいい。
無くても
やりたいなら
それで
やるしかない。
きっと
新しい道が
呼吸を
始めるから。
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