詩『個性没収』

ひとと

まるっきり

同じがいい。

違うと

なおされ

同じなら

称賛しょうさん

平らに

ならされた心から

発芽した

青い疑問。

「違う」ことを

持ち込んでくる才能に

つかまれる

心臓。

したたるほど

光を浴びた

はじかれもの

神。

型に

はめたがる

工場が

かかえきれなかった

個性。

同じことを

求められ

同じことを

繰り返し

安心を

コンプリート。

たくさんの個性を

手札に持っていた方が

最強に

近づくはず。


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