詩『難攻不落の平行線』

戦闘を

こおらせるための

言葉の

発砲。

何層に

重ねても

完成する

未完成。

居座いすわる足を

引きがす範囲は

一部か

完全か。

腕力わんりょく

チラ見せしてくる相手から

居座りたいと

提案され

えつに肩までひた

寝食を

共にするだろうか。

そこに

きょかまえた理由にも

両者が

火薬の香りに

つつまれる理由にも

身に覚えのある

先進を名乗る国々。

両者の言い分が息づいた最善を

さぐっている最中さなかにも

安らげる世界を

目掛めがけて

純粋な魂が

飛んで行く。



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