詩『始まりと終わりの校庭』

記憶を

再生する

頭脳。

小学生と

首輪のない犬。

かれ合った

初対面しょたいめん

地面と

はなばなれの

靴底くつぞこ

空に

近づく

からだ。

日記を

埋めること

数日分。

ともだちが

連れてきた

別れ。

風に

でられた

毛並けなみ

子供を

いいことに

許される

無知。

食べものにも

なり得た

自分。

友として

見てくれて

感謝。

空腹が

連れてった

空の上。

今も

どこかの

日常。


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