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今日の私は、ウィーンのあれこれ

11,537日目
ウィーンでの滞在も終わりが近づき、1ヶ月の備忘録として残しておく
*もちろん主観


★第一印象、観光目線

●街並み 
建築物に圧倒!ため息がでる(街並みについての記事
ウィーンは東京のように区(Bezirk) で分かれているのだけれど、
Innere Stadtと呼ばれる1区は何度行ってもため息が漏れる素敵な建築…
ちなみにトラム2番が1区の外周に沿って走っているので、乗って見物するのも好きだった

1区のショッピングストリート

滞在していた2区も含め、基本的に建物の階数は4-6階、それらが横に長く連なっていて、装飾はなくてもとても素敵だと思う

ちょっと裏の道(1区)
2区の住宅街

ちなみに、写真にあるとおり自転車ゾーンは歩行者とは基本分けられている
自転車文化はかなり浸透しており、聞いた限り趣味はサイクリングかハイキングは定番(サイクリングする?がお誘いワードでもあるらしい)

●気候
暑い、30℃を超える日が7月は半分以上あったように思う
ヨーロッパの京都みたいな位置づけで、南寄りの内陸地、山に囲まれ温度が高い
湿度はないので影に入れば快適だけれど、日差しはキツく歩くとじっとり汗をかく

●自然
ロンドンは街路樹という概念が多くなく空気が汚かった、大きな公園だけが拠り所
ウィーンは街路樹や小さな公園や芝生も多く、空気もきれい
でも、蚊はほとんどいない…嬉しい

バスに乗って1時間弱で行ける山もある

●馴染みやすさ
これは特にヨーロッパの大きな都市では共通することでもあるが、観光客も現地の人も混じって国際的な都市、ひょいっと飛び込んでも違和感がない環境
閉塞感がなく、自由に羽を広げられる
ドイツ語表記しかない場合(メニューや食品)や電車の遅延時のドイツ語アナウンスなど、ドギマギする瞬間はある

★生活視点

●家、物価
家賃は東京の感覚で滞在できる、北欧や西欧に比べると住みやすいと言える
1区は古い地区なので、建物が古い=設備や配管も古いことは考えられるが、2区は新しく開発された地区も多いので、家もロンドンに比べると新しくて住み心地がよさそう(値段相場はロンドンの半額…)
ただし食料品や外食費は感覚的に東京と同じ~1.5倍くらいかな

●治安
夏は平日夜11時でも子供が駅前で遊んでいるのが頻繁に見るほど(いいかどうかは別として)安心感は高い
女性の友人も深夜3時でも街を歩いていて怖いと思ったことがないそう
交通も夜遅くまで通っているので、終電を心配したことはなかった

23時の帰り道 Hofburg Wien


●交通機関
トラムも電車もバスもウィーン市内は1チケット2.4ユーロ 一方向に進んでいる限りは1枚でいい、乗り継ぎ時間制限もないので途中下車ありというところが最後までよくわからなかった
一度だけ駅で駅員によるチケットチェックを受けたが、普段は誰もおらず自動改札もないので乗り降り自由
多くの人は1か月、年単位でチケットを買っているはず…他の国(ベルギーやドイツなど)にも見られるが”honesty system"で機能している

●インフラ、設備
駅やバス、トラムの自動改札システムがないことにも表れていると思うけれど、設備に関しては足りないと感じる部分はあった
冷房設備は基本的に新しい建物にのみ、おしゃれなレストランでもないところは多い

バスやトラムもあるものとないものがあり…
冷房なしだと運転手さんの健康状態が心配になるほど中は蒸し蒸ししていた

トラム、ゆるーく冷房あり、送風かな

ロンドンも冷房がないところも多いけれど、気温が5~10℃くらい低いので体感が大きく異なる.
ここでは(汗っかきじゃないのに)座っているだけで汗をかくこともあり居心地の悪さは数倍…

スーパーにおいては、1区を中心にセルフレジは日本同様に広がっているが…列がカオス.
ただレジの前の人だかりがあるのみ、中年女性に突っつかれたり、10代男性に抜かされたり…整えようという気にならないのは、きっとカルチャー

●高い喫煙率
タバコは至る所で吸っている人がいた
屋内は基本的に禁煙になっているので気にならないけれど、歩きタバコは当たり前のようにある
街にあるゴミ箱にはタバコの吸い殻入れが付いているので、歩いて吸って捨てる…をよく目にした
テラス席で料理を食べている時にもあちこちのテーブルで吸っている、ちょっと残念

ちなみにCBDは合法なのでお店も見かけた

CBDショップ

●オーストリア人
現地(生粋)の人たちは一般的に少し閉鎖的だと、ウィーン在住の外国籍の人たちが口を揃えていた
ただルクセンブルクもそういう気質はあるので、閉じているローカルの人がいるのは当然な気もする…
ロンドンはさすがに閉じている感じはしなかった.理由の一つとして英語が第一言語の国なので外国人や観光客が”外国語”で話してくることが基本ないということも楽にオープンでいられると推測している.
オーストリア人にとってはやはり英語は外国語だから、いくら国際色豊かでも心持ちは違うだろうな

★まとめ


1ヶ月弱滞在すると、街や人のことが新鮮でありながらも少しずつ見えてくる
現地に住む人にも会う機会があったので、いろんな角度から話をできたことは収穫

ウィーンという街を一言では表せないけれど、来てすぐに「あ、大丈夫そう」という感覚になった

スーパーや公園はそこかしこにあり、料理も選択肢が多く、コンサートや博物館という娯楽もある

生活に必要なもの、それ以上は揃っている。
住んでこその近所付き合いや学校などの様子はもちろんわからないけれど…

滞在してよかった♪ 世界がちょっと近くなった気がする


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