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[就活] Webマーケティングに本質的価値はあるのか

現在流行りのWebマーケティングについて、私の持っている疑問とそれに対する答えを書き綴ろうと思います。ズバリ疑問とは、「Webマーケティングによって商品を消費者に買ってもらうことに、社会的価値はあるのか?」というものです。

疑問を抱いたきっかけ

きっかけは、Webマーケティング支援を行う企業のサマーインターンです。インターンのお題は、あるコラーゲンドリンクのプロモーション戦略を考えよ、でした。そこで、まずコラーゲンドリンクについて日本語・英語でリサーチを行いました。リサーチをした中で分かったのは、コラーゲンドリンクの効果は科学的に証明されていないということでした。

効果がない(かもしれない)ものを消費者に買わせないといけないのか...。これが、その時の率直な感想でした。効果があるか分からないものを、マーケティングによって流行らせるというのは、一歩間違えば消費者を騙すことになりかねない、グレーゾーンな気がしてしまいました。もちろん、消費者はその商品を買いたいから買うわけですし、クライアントが儲かれば経済も回るのですが、なんだかなーという思いが消えないインターンとなりました。

疑問が消えなかった次のインターン

同じくWebマーケティング業界の他社のインターンにも参加しました。そこでは、マーケティング戦略という上流ではなく、実際にどのようなワードを使うと消費者の反応がいいか、というようなことを考えました。商品は同じでも、訴求ワードによって、売れ行きが全く変わってくるということです。つまり、いかに目を引くワードを組み込んで宣伝できるかが試されたと言っていいでしょう。さて、これについてはどう思いますか?商品の特徴を誇張したりして商品を売ることは、社会的にどれだけ価値があるのでしょうか。私としては、Webマーケで物を売るノウハウは小手先のテクニックでしかないと思ってしまいました。良いものを作っても売れなければ仕方ないのですが、良くないものでも売れるようにする仕事は私には向いていないなという感じです。

疑問が深まった別のインターン

これまた別のインターンですが、その会社はWebマーケの支援に乗り出したものの、撤退をしたそうです。理由としては、自社にマーケの支援を頼んでくるクライアントの商品が、市場で一番良い物ではないことが多いからだそうです。どういうことかというと、基本的に長期間売れている商品というのは世間から認められた、価値ある商品であることが多いです。一方で、今は売れていないがクライアントが売っていきたいと考えている商品は、現段階では売れていない、つまり、売れている商品よりも品質が劣っている場合が多いということです。わざわざ売れていない商品のマーケティングに注力して消費者に買わせなくとも、今売れている商品を買ってもらう方が、消費者にとって良いじゃないかということですね。

疑問に対する自分なりの答え

ここまで、Webマーケティングに対する疑問を買いてきましたが、自分の中では無理やり納得させる材料も持ち合わせています。それは、商品の価値は商品に内在する価値だけではないということです。例えば、ブランド品の値段は、品質の差以外のものが加えられています。それはブランド品を身につけることで感じられる優越感や自己満足感のようなものがあるでしょう。これと同じで、マーケティングで手にした商品に対して、価値を感じられる要素があれば、それで良いのだという考えです。好きなインスタグラマーが紹介してるものが欲しいから買った、推しのアイドルが宣伝してたから同じものが欲しかった、など消費者が感じる価値は多種多様です。このように、商品自体の価値以外の要素も含めて、消費者に価値を届けていると考えれば、Webマーケティングにも価値があると考えられるのではないでしょうか。

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