だから僕は絵を辞めた(AIアートの話)
ただヨルシカを引用したかっただけのタイトルだが、最近お絵描き界隈の話題はもっぱらAIイラストで、AIが人間を遥かに凌駕する上手さと魅力で絵を描くので、危機を感じているイラストレーターもいるようだ。
創作意欲を削がれたり、これから絵を始めようかなんて思っていた人のモチベーションをいきなり奪ってしまったかもしれない。
逆に、これまで頭の中に描きたいイメージはあっても、技術不足で上手く具現化できなかった人にとってはAIちゃんサイコー!といった感じかもしれない。
賛否両論ありつつもそこまで話題ならば私も試してみよう、と思いながらもdiscord開くの面倒くさいななんてうだうだしていたら、スマホで簡単にAIイラストを生成できるアプリが登場した。
私のようなめんどくさがりがいるおかげでどんどん便利なサービスが出てきてありがたい。
で、早速試してみた。
先に結論を言うと、「もう完敗、AIすごすぎ」
集合知というか集合インスピレーションというか
AIはとにかく私好みの絵を無限に大量生成してくれる。
まあご覧になって。
詠唱の才能があるのか本当に好みの絵ばかり生成されて保存する手が止まらずカメラロールがAIイラストでいっぱいになってしまった。
AIはただのツール
べた褒めしておきながら「ただの道具」とか言っちゃってごめんだけど、絵を描く人にとっては非常に有効なツールとなりそうだ。
実際、創作意欲奪われるどころか爆上がりしちゃった。
「夢で見た変な景色」とかにインスピレーションを受けることが多いんだけど、AIはまさにそんなイメージを秒で大量に具象化してくれる。
AIアートのここがすごい!!
AIアートに関する思想の話
そもそも人間がやっている創作というのは、自然や歴史を含んだ世界の模倣と再構成であって、何千年とかけてやってきた人間のその行為を、AIは文字通り光の速さでやっているだけだ。
人間の歴史も含めた世界の創作をAIは今やっているのだろう。
そんなAIを創った人間スゴイ。
そんなAIの発展に1ミリも貢献してない自分もスゴイ。
さらに、「美しい」とかの感覚は対象を知覚した観測者の側で起こるものなので、AIアートと人間アートどちらの方が美しいか、優れているかなんて愚問だ。
「美しいと感じたお前の心が美しい」っていうアレだ。(何のセリフだっけ?)
「長年かけて積み上げてきた俺の画力をAIは秒で超えるのか……」という虚無感にはミカサの言葉を思い出してほしい。
「世界は残酷だ、そしてとても美しい」
そう、世界は美で溢れている。
そしてそれは残酷さの対極として存在している。
どちらも世界には必要なのだ。
今後の人間は機械と融合して自律的に調和していく社会になるらしいので、人間はさっさとAIと融合して仲良くしよ。
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