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Abema Primeに出た話

みなさん、こんにちは、お久しぶりです。今年の梅雨や夏はぜんぜん雨が降らない上に気温が馬鹿みたいに高いのでうんざりしていることと思います。帰省しようにも暑くて部屋でゴロゴロしているくらいでしたら僕の記事でも読んで笑ってくれれば多少は暇つぶしになると思います。

ここでは出演に至った経緯などを書いています。あらかじめ電話で許可をとらせていただきましたが万が一守秘義務に反しているなどの問題点があればお手数ですがご連絡を頂けると幸いです。該当部分を削除、もしくは記事を削除させていただきます。

さてさて本題に入ろう。これを読んでいるみんなは「Abema Prime」という番組は知っているだろうか?観たことなくても名前くらいは聞いたことがあるかもしれない。
「Abema Prime」とは2015年に朝日テレビとサイバーエージェントの出資により設立された株式会社AbemaTVが放送している報道番組である。平日21時から22時にかけて放送されている生放送の番組であり、曜日毎にキャスターが変わることや、インターネット上の番組であることからわかるようにSNSやzoom、Skypeなどによる取材を用いたりしている。しかし一番特徴なのはやはり尖った報道番組であるということだろう。出演者のEXITらや西村博之氏などの発言が炎上したりなどでちらほら話題になったりしている。
しかし長い歴史のある朝日テレビやサイバーエージェントらが設立した会社の番組ということもその制作体制はきちんとしている。話題に上がることがあるには尖った番組であるというコンセプトを表しているからだと考えてくれればいい。そんなAbema primeだが偶然にも出演の話が舞い込んできたのだ。今回のnoteは僕がAbema Primeに出演するに至った過程や、報酬、感想を伝えていきたいと思う。

突然届いたDM

ある日僕のTwitter(現X)にDMが届いた。詳細は省くが以下のような内容でDMが届いた。
・番組の制作で理系の大学生を探しているとのこと
・僕のnoteを実際に拝見した上で、理系の学生として番組に出演して実情を話してほしいとのこと
である。

実際に来たDMのイメージがこちらである。DM画面で確認したが最初の方のメッセージがうまく表示されなかったので思い出しながら作ったが、概ねこんな感じだった。
その後再度返信が来た。他の学生にも話は伺っているのだが、一度挨拶も兼ねて電話で話を聞きたいとのことであった。僕は了承し、電話番号と本名を伝え、翌日に電話で話をすることになった。

届いたDMのイメージ

面接か、はたまた雑談か

翌日、僕は番組制作のスタッフさんと電話で話をした。内容としてはいたって簡単で、理系の人間として研究をしたり、キャンパスで過ごす実情を話した。例えば定番の話題である
・理系のチー牛は女子がいないので全く出会いが無いし女子がいても会話ができないのでそもそも意味がない
・渋谷キャンパスがある青山学院大学の文系たちは僻地にいる理系のチー牛達からは嫉妬の嵐である(僕自身の嫉妬と偏見であることは理解している)
・真面目な人間たちが多いのでお酒で羽目を外しすぎたりすることはない
・就職がとても強いので将来的に食いっぱぐれることはない
・意外にも文系でも理系でも話が合わないということはない
・普段の会話で理系の用語が出てくることはある(重力加速度とか~の法則とかいうような理系用語)
といったような理系の実情やあるあるなどをたっぷりと話した。特に、渋谷のキャンパスがうらやましいという話は受けが良かった(笑)。実を言うと僕のnoteに関しても以前書いた献血の話を読んでくれていたらしい。

そして雑談を交えながら、実際に番組内で話ができるかの話になった。僕は即決できなかった。なぜなら番組に出るということは顔出しなんかがあるし、それに下手なことを話して大学側に怒られる可能性だってある。そして何より僕の見た目や話し方、所属する大学のことなどでSNSで炎上することが怖かった。スタッフの方にやんわりと顔出しはちょっと、と伝えるとzoomでも構わないということだったが、その時はどうにも不安が拭えなかった。考え直す時間が欲しいと伝えると、出演者の数には限りがあるので決心がついたら早めに連絡してほしいと言われ、電話を切った。

面接のような、雑談のような時間だった。もしかしたら出演してくれそうな人と直接話し、そのうえできちんと話ができそうな人を吟味していたのかもしれない。少なくとも電話で長々と話をさせていただき、出演の話が出たということは僕はテレビに出ても問題がないということだろう。
僕は考えた。本当に出ても大丈夫なのかと。EXITのような有名な芸能人が出ており、多くのネットユーザーから支持されている番組に僕みたいなやつが出て話ができるのだろうか、炎上しないだろうか、身バレしないだろうか…
ぐるぐると考えが頭の中を駆け巡った。しかしスタッフさんが僕にDMを送ってくれたのは、僕のnoteを見たからだ大学生のメリープ(noteでは羊の理系大学生)である僕にDMを送ったのだ。僕は顔出しはしていないが、SNS上で活動しnoteを執筆している物書きでもある。今回の出演依頼は数年前からコツコツと続けてきた活動が実を結んだ証拠であるのだ。さっそく僕はスタッフさんにDMで連絡した。zoomで出演させてほしい、と。

綿密な打合せとスタッフさんのフォロー

スタッフの方から返信が来た。他の人にも話を聞いているのですぐには返信できないから数日待ってほしいと。そして数日経ってから僕にDMが届いた。出演をしてほしい旨と、本番に向けてzoomで打ち合わせをしたいとのことだった。さっそく都合を合わせてzoomでの打ち合わせを行うことになった。

zoomで出てきたのは電話で話をしたスタッフさんであった。お互いに再度自己紹介をしてから本番の流れや報酬、そもそも何故理系の実情を知ろうという企画になったのかを説明された。端的に言えば、ロケ中に出会った理系の人が理系は大変であるという話をするので実際に理系の学生に対して話を聞いてみよう、ということである。
最期に顔が見えないようにパソコンを少し畳んだ状態にして、本番を想定して話をしてみる。話の内容は前回の電話の時と同様だったが、電話で話すのとパソコンの前で話すのでは勝手が少し違った。なのでこういった本番を想定した練習はありがたかった。またここで話した内容ももしかしたらVTRで使うかもしれないということだったので了承した。なおVTRとして使われることはなかった。
そして番組を制作するにあたって僕も一応は出演者である。当然台本が渡されることとなっていて、後日メールで送られるということだった。その日は解散となり当日の本番の二時間前に回線チェックと、台本を見ながら再度の打ち合わせをすることとなった。なおzoomでの確認で重視されたのはWi-Fiの通信状況と、マイク、イヤホンの状況であった。そしてzoomが切れたときには電話での出演になるのでそちらの確認も当日行うとのことだった。

本番当日、僕はメールで送られてきた台本を印刷してパソコンの前で待機していた。印刷はコンビニで行ったのだが、隣にいた人はまさか僕がこの後テレビに出るとは思ってもいなかっただろうな。

時間になるとzoomの回線チェックのためにスタジオのスタッフさんと接続を行う。スタジオの音声やら映像やらがzoomの画面から聞こえてきた。時々放送事故や災害の時にスタジオ裏の音声が聞こえてくることがあるがまさにあんな感じだ。今までの視聴者としての目線から一気に出演者としての実感が出てきた。スタジオのスタッフさんとまずzoomで会話が問題なくできるかを確認した。そして通信が切れたときに備え電話が通じるかどうかを確認した。
次に例によって先日と同じスタッフの方とzoomで打ち合わせをする。二人で台本を見ながら流れや、ここでどんなことを言えばいいかを教えてもらう。教えてもらうといっても内容を指定されるのではなく、例えばここでは簡単に一言挨拶をするとか、ここでは話の流れ的にこうなるので答えを準備しておいてくださいとか、そんな感じだ。そして状況によってはアドリブの質問がきたりするが特に臆することなく気楽に答えるようにという話もあった。モザイクをかけてはいるが、下の方に台本の写真を載せておく。なんとなくだが、たまにテレビで見かける台本と同じような感じだと思ってくれればいい。アメトークで見かけるような偽の台本と似たような見た目だ。

機密事項なのでモザイクをかけている
台本のイメージ図

万が一言葉が詰まってしまったり、言うことを忘れてしまわないように台本やメモ帳に本番で言うことをメモしておいた。スタジオのアナウンサーの人たちもEXITの二人もプロなのでこちらのミスをフォローしてくれるとのことであったが、僕の発言が全世界に向けられるということもあり不安だったのだ。そわそわしながら本番までの時間を過ごした。研究発表の日のようにあっという間に時間が過ぎ、気づけば本番開始時刻だった。

本番開始

本番時間直前になりzoomがスタジオと接続された。この時zoomとスタジオでは流れる音声と映像が異なっているらしくスタジオの声が聞こえるのにCMの映像が見えるという不思議な感覚だった。そして「本番開始まであと〇秒!5、4、3…」とカウントダウンが聞こえ、カウントが無くなるとロケ映像が流れ始めた。飲み屋街でのロケが進行し、男性のグループが映像に現れる。そして理系であるという男性たちが如何に理系が大変かを説明する。そして現役の理系の人たちにその実態を話してもらおう!という流れになりスタジオに映像が切り替わる。
EXITの二人や他のコメンテーターが意見を述べ合い、ゲストの紹介に場面になった。僕の紹介文は「文系のリア充さに嫉妬する現役の理系大学院生」だった(笑)。そしてもう一人は大学院の理系研究室に一人で所属するという女性の方だった。現役のリケジョとしてやってきたようだ。

理系の志願者数が年々増えているというが、実際にはいろいろと辛いことがあるようで…どんなところに辛さを感じる?という問いかけをもらい、
「大学に進学したからには遊びたい気持ちがあるが、理系だとなかなかそうはいかない。テレビで映る文系の人たちが遊んでばかりで羨ましい、特に青学なんかは渋谷にキャンパスがあって羨ましい!理系は僻地で卒業まで過ごさないといけないのは辛い!!」というコメントをした。スタジオの人たちもゲスト含めて笑ってくれてよかった。[理系のやつ青学生敵視し過ぎやろ(笑)]的なノリで進んで面白かった。そしてゲストの女性の方がコメントをする。男性ばかりのところで女性一人は少し馴染みにくいなぁというところは少なからずあるらしい。
逆に理系でよかったことはある?という質問が次に来た。
「手に職を持っている状態なので就職活動は有利で早く終わるという面は文系に対して圧倒的なアドバンテージを持っている。そこは非常に良いところであると感じている。」と答えた。そしてEXITのりんたろー。さんは「俺らは理系が頑張ってきた時間をいかに女にモテるかに費やしたんだ、差がつくのは当たり前やろ!!!」というコメントをしてくれた。言われてみれば確かにそうだわな(笑)。スタジオでの意見交換がなされた。恋愛面はどうなの?花火の炎色反応見てコメントすることある?とかいろいろな話題が出た。そしてスタジオ内の出演者で談笑するように話が進んでいき、ゲストの出演時間は終了となった。
そしてCM画面に映ると少しだけスタジオの音声が聞こえ、その直後にスタッフさんからお疲れさまでしたと伝えられた。

出演を終えて

こうして僕のAbema prime出演は終わった。終わってみればあっという間の時間だった。しかしそれでいて濃密な時間であったと思う。普段何気なくテレビを見ていて出演者の人たちが話しているのを見るけれど、実際には綿密な準備があって、多くの人たちが番組制作に関わっているのだなと知ることができた。また出演の機会があった際には、都合が合う限りは是非出演したいと思っている。番組制作に関わってるスタッフさん、EXITのお二人や出演者の方々、お世話になりました!
ではでは、またお会いしましょう!

出演した動画

余談

皆気になるであろう出演報酬だが、後で送られてきた書類に口座番号を記して送った。pdf、もしくは郵送での連絡であった。今回僕は郵送でテレビ局に口座番号を送った。
詳細な金額は教えられないが、番組出演時間を考えれば十分すぎるほどの金額が振り込まれた!

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