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10万円給付金の裏で死にかける地方公務員(憶測だよ) その1

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 どうも。犬かキャットかで死ぬまで喧嘩することになったら躊躇せず犬派な僕と久保です。まあ死ぬまで喧嘩するような相手いないんですけどね。とりあえず三日坊主の三日目に突入しました。このままどうにかこうにか続けたいです。

 さて、世間では国から10万円がもらえるあれこれで賑わっていますよね。皆さんは使い道決めましたか? ちなみに僕はタイプライターの形したキーボード買おうと思っていたんですけど、普通に今のキーボードも悪くないなと落ち着いてしまい少し困っています。なので普通に生活の質を上げるアイテムに課金しようかなと思っています。
 ただその申請用紙、まだ僕の家に届いていないんですよね(マスクもまだ)。人によっては「国は何やっているんだ」「友人(他県)の家には届いたと聞いているのにうちの住んでいるお役所は無能かよ」なんて声が、聞こえないでもないです。多分今お役所は内面地獄になってると思います。
 そんなわけで(?)今日は10万円給付における裏側というか、役所サイドの「多分こうなってるんじゃないかな」という元お役所の人間なりに憶測を、ここで書いておこうと思います。


 ただこれは元役所の「多分こんな感じなんじゃないかなあ」といった憶測の領域を出ない、かなり(超絶)ふわっとしたあくまで「このくらいのレベル感で大変な状況だから、責めるのは少し勘弁してあげてね」といった趣旨の記事です。公務員からのリーク情報でも何でもありません。マジの憶測です。

 注意書きはちゃんと書きました。にもかかわらずなんかよくわかんないありがたい御高説が来ても知らんわってなります。警告はしたぞ。
 なお、これ結構長くなることが予想されるので何回かに分けて掲載していきたいです。せっかくなのでマガジン機能使ってみたいですし……。


そもそもこの仕事は誰の領分なのか

 国がやっているように見えますが、メイン業務はまず間違いなく市町村です多分(即答)。地方自治の根幹である「地方でできることは地方で」というもっともらしいけど責任丸投げなスローガンのもと、前述の通り地方で出来ることは基本的に地方でやらされます。
 そして国は国民一人一人の住所の情報を把握していないと思われます(マイナンバー等で管理しているかもしれないけど)。そうなった際どこが一番把握している可能性が高いかとなれば、国より皆さんの生活に近い、お住まいの地区を担当する市役所、町役場などです。
 皆さんに対して送る10万円の申請用紙は、多分(というかほぼ間違いなく)役所(が保有しているデータ)で打ち出され送られるものと見込まれます。

お役所業務の大まかな流れ

 僕は民間での経験が驚くほど浅いので世間知らずを晒してしまうかもしれませんが、じゃあ実際例えば今回のように当初予定されていなかった業務含め発送業務にどういった工数が噛んでくるのかを考えていきます。超絶ざっくりですが、まずはおおむねリストアップします。まあ、多分民間と同じなんじゃないですかね。リストアップののち、それぞれ噛み砕いて解説をしていきたいと思います。ただ、あくまでこうなるんじゃないかって憶測である。

 発送対象者の抽出→契約に関する予算変更→文書発送に関する業者へ仮見積もり徴収→競争見積もりに出す用の仕様策定→本契約/入札→契約事務→(契約金額次第では)契約課へ投げる→業者確定→業者と打ち合わせ→起案(上長へのお伺い文的な奴)作成→業者が頑張って印刷や封入封緘→納品→決裁完了→最後の確認→発送

 多分こんな感じです、多分。


0:そもそもの状況

  ガチの憶測ですが、役所の規模感に依存する部分はあるものの多分この給付金関係の業務を一手に担う課を期間限定で作る役所もあると思います。というのも住民のデータを持っている課の中で通常業務やりながらこなすのは、少々無理があるというか不可能ってレベルだと思います。これが去年度から見込まれてそれ含めて準備を進めて業務量の調節を……なんてわけではありませんからね。多分の憶測ですが、市民課から〇人、税金系の課から△人、その他の課から◇人正規職員を引っこ抜いて期間限定チームとして動くんじゃないかな、と思う次第です。そうじゃないと通常の仕事に加えて片手間で出来るものではないと思いますし。

 今回はここまで。一気に長いの書くと疲れちゃうので。

 では、また。連載形式的なノリでやっていきます。

その2はこっち


サポートしてくださったあかつきには、僕のご飯が少しグレードアップします。あと画材や絵の本に使いたいです