沖縄本土復帰50年企画「未来へ」❹沖縄の文化・芸能をマンガデザイン
どうもどうも、吉良です。
2022年5月15日に日本は沖縄県の本土復帰50周年を迎えます。
そこで5月9日から15日までの1週間、僕の沖縄への想いや沖縄の50年間をテーマごとに振り返ります。初回は、僕の沖縄県への想いや、沖縄県の本土復帰からの50年間を制作した背景についてお話ししました。
テーマごとに沖縄県の50年間を紹介しています。
これまで取り上げたテーマ(「自然・環境」、「くらし・経済」)は下記をご確認ください。
今回は「文化・芸能」をマンガデザインです。
「文化・芸能」には、この企画全体のコンセプト「未来へ」との強い関係性があります。それは、娘の小学校の卒業式で母親達が合唱した沖縄出身のアーティスト、kiroro(キロロ)の「未来へ」の歌詞です。
娘の卒業式の時のイメージと、沖縄の本土復帰50年までとこれからの両面の「未来へ」がオーバーラップしてタイトルが決まりました。
それでは、「文化・芸能」を見ていきましょう。
沖縄県は、古くから日本だけでなく中国や東南アジアの影響も受けながら独自の文化や芸能を作り上げてきました。
沖縄の伝統芸能は「宮廷芸能」と「民俗芸能」にわけられます。
「宮廷芸能」は御冠船踊や組踊を代表とする、首里城を中心に中国からの使いの方たちをもてなす歌や踊りをさします。
「民俗芸能」は獅子舞、エイサー、民謡を代表とする、沖縄の各地域で年中行事でおこなわれる各地域・村単位で脈々と受け継がれているものをさします。
琉球舞踊は2017年に国の重要無形文化財に登録され、組踊は2010年にユネスコの無形文化遺産に登録されるなど、沖縄の伝統文化は今でも発展を続けています。
そして、今回のデザインのベースイメージになった「琉球紅型」と僕が出会ったのは平和祈念公園などを訪れた、初めて沖縄に行ったときでした。
大分に住む伯母のおかげで、伯母が懇意にしていた琉球紅型で人間国宝に認定された玉那覇有公先生の那覇市首里の紅型工房を訪れる機会に恵まれました。その工房で紅型制作手順を拝見しました。それ以来、琉球紅型の虜になったのは言うまでもありません。
2011年にマンガデザイナーズラボを設立して以来、紅型イメージのマンガデザイン制作の機会に初めて恵まれたのが、2016年の第6回 世界のウチナーンチュ大会の時、今回の企画にもご協賛いただいたクライアント様の紅型イメージのマンガデザインポスターの制作をしました。その作品がこちらです。
本年10月31日からは、1年延期された第7回世界のウチナーンチュ大会が開催されます。沖縄本土復帰50年の節目の大会なので是非紅型イメージのマンガデザイン制作ができるように努力し続けていきたいと思います。
今回の沖縄本土復帰50年企画「文化・芸能篇」では琉球新報社の協力により下記のような復帰50年の成長の歴史を紅型イメージのマンガデザインでわかりやすく描きました。是非、お楽しみください。
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