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僕とオリンピック【吉良式発想法&視点】

どうもどうも、吉良です。

ついに本日、7/23(金)スポーツの日に東京オリンピックの開会式がおこなわれます。それを祝して初めてのnoteは僕とオリンピックについて書きたいと思います。

あなたは人生を変えてくれるような経験をしたことはありますか?

僕にとって1964年の東京オリンピックは自分の人生に大きな影響を与えてくれたものでした。僕と広告との出会いもオリンピック、僕とサッカーとの出会いもオリンピック、僕とエンターテイメントとの出会いもオリンピックでした。

今回はその3つの出会いについて振り返っていきます。

【1】広告との出会い

オリンピックをきっかけに僕の小学校の教室にはテレビが来ました。教室でオリンピックを観ることができて大変うれしかったのを覚えています。

当時は僕自身テレビというものは娯楽のひとつで、家で観るものだと思っていたこともあり、学校で授業の一環としてテレビでオリンピックを観ることができた驚きは非常に大きいものでした。

遠くで起きている様々なできごとをテレビであれば家でも学校でも観ることができるというメディアの力を感じました。これが広告の仕事を志すきっかけのはじまりだったと思います。

【2】サッカーとの出会い

実際にオリンピックの競技を観に行くこともできました。母と三ツ沢公園球技場にサッカーを観に行きました。韓国・ブラジル戦だったと思います。

一緒に観ていた母からこのスポーツはカッコよくて創造力があってこれから流行ってくるだろうし、可能性を感じるからとサッカーを勧められたことをきっかけに僕はサッカーをはじめました。

サッカーは今でも自分の人生を支えてくれているもののひとつです。あの時サッカーを観ていなければ僕は電通に入社することもワールドカップサッカーに関わることも、サッカーのコーチも、自分の子どもたちがサッカーをすることもなかったでしょう。

振り返ってみて改めて、あの時サッカーを観ることができて良かったと思っています。

今回のオリンピックでも新しい競技(空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィン)を観ることが楽しみですし、オリンピックをきっかけに新しい競技に関心をもつ方も多いのではないかと思います。

【3】エンターテイメントとの出会い

閉会式を観に行くこともできました。夕闇せまる国立競技場で父親の膝の上に乗せてもらって観たことを今でも覚えています。

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オリンピックの閉会式といえば、それまで各国の選手は整然と並んでいるものだったのですが、僕が観た閉会式は各国の列が入り乱れて全員がぐちゃぐちゃで、お祭り騒ぎのようなものでした。

でもそれは楽しそうで、それまで真剣な顔で競技をしていた選手たちが、スーパースターたちが、お互いに楽しそうに写真を撮りあっている姿を鮮明に覚えています。

大人がこんなにも楽しむ場所があるのか、と衝撃を受けると同時にこんなに楽しい世界を観ることができて幸せだと思いました。

これが僕とエンターテイメントとの出会いでした。このエンターテイメントのパワーを受けて以来、人を楽しませることの素晴らしさを感じ、それがマンガデザイナーズラボのメインコンセプト「笑顔をプロデュース」にもつながっていると思います。

閉会式はテレビを通じて世界中の人々に同じような放送形式(国際映像)で放映されていました。子どもながらに多くの人を幸せにしているこの世界っていいな、と素直に思いました。

このようにオリンピックを観ることは「新しいこと」へのきっかけとなる大きなチャンスでもあると僕は思っています。皆さんにとって、特に子どもたちにとって、きっとオリンピックは大きな経験値になると思います。

今回は会場で観ることはなかなかかないませんが、オリンピックのために海の日も体育の日(スポーツの日)も移動され、観戦する時間は与えられています。

ステイホーム&ウォッチティービーは新型コロナウイルスの感染防止にあたって全く問題がない行動です。実際に会場で観戦するのとは異なり会場移動の時間がかからない分、多くの競技を観ることができます。多くの競技をどのように観るのかもオリンピックの楽しみ方のひとつです。

確かに今回のオリンピック開催には反対する方もいます。しかし、その人達のためでなくオリンピックを楽しむ人のためのオリンピックであるならばそれはそれで価値のあるものだと思います。

これはオリンピックだけでなく演劇でも絵画でもなんだって同じです。何もやっていない人が努力している人に向けて批判的なことをいうのは簡単です。目標に向かって努力する人を応援することは、いつか自分のことを応援してもらう日が来ることにつながる、と僕は信じています。

他人が努力していることを応援することはスポーツ、文化、芸術などの領域をなくし、お互いに努力している人やこと同士で融合できる、お互いを認め合うことができる世界を創ることにつながると思います。

僕もスポーツ、文化、芸術、様々な場面で努力し続けた人が融合できるような世界を創り出せる自分自身でありたい、と改めて感じます。

僕はその第一歩として、大阪芸術大学の教養演習をはじめとするすべての授業で、芸術の領域ではありますが、デザインや舞台芸術、文芸、映像など、様々な学科の学生が融合できるような授業を続けています。

それは日本女子大学のキャリア支援科目についても同じで、様々な学科の学生が参加し、それぞれの考え方を共有できる授業にしています。また、自分のやりたいことに向き合っている学生を応援し続けています。

しかし今後、そのような世界を創っていく中心は僕ではなく小学生、中学生、高校生、大学生をはじめとする若い人々だと思います。

自分が小学生の時にファーストインパクトを受けたように、未来につながる大きな経験がオリンピックにはあります。若者たちはもちろん、たくさんの皆さんにオリンピックを是非楽しんでいただきたいですね。

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