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私のバイリンガル(結果的にトリリンガル)育児あれこれ:小学生低学年の頃(その4)

忘れる前に昨日の続きを。

我が家は夫が超多忙で、普段は家族でなかなかゆっくりした時間が取れないので、その上、私と夫の趣味が旅行なので、結婚して25周年なんだけどこの間30か国位は旅行に行きました。春休みや冬休みに入るとすぐに旅行。2週間くらい旅をして、学校の始まる前日にアメリカに戻る、って感じの生活。

旅行にも勿論勉強道具をいっぱい持って行き、レストランで食事を待つ間は子供達はそれぞれの公文をやったりしてました。ま、本当に無駄な時間がほとんどなかったなぁ。私も子供もよく頑張ったと思う。(後になって聞いてみたら、子供達にとってはそれが当たり前の毎日だったから、そんなにストレスではなかったらしいけど。)

旅行中はレストランでの食事が基本だし、いつも4人で①私と子供は日本語②夫と子供は英語③子供同士は英語④私と夫は日本語と英語が混ざってる(一番悪い、です!)で喋ってるから、良く隣のテーブルから「英語と何語喋ってるの?」とか聞かれることも多かったです。ヨーロッパではマルチリンガルも多いけど、例えばもしドイツ語だけを話す、ってなったらテーブルのみんなはドイツ語を話す、って感じなのかな?だから我が家みたいに混ざっている様に聞こえる会話は珍しいのかな?って思いました。この辺りはヨーロッパに住む方からお話を伺いたい所。

因みにアメリカでは基本英語で喋ってる家族が勿論多いけど、例えば私の住む町は結構な割合で外国人が多いので、スーパーとかに行ってもいろんな言葉が聞こえてきたりします。もう多様性に慣れている国民が多いので、逆に日本語で喋っててもあまり反応されない、って感じかな?

ま、ここまで読まれた方は「わ~じゅんこさん、必死過ぎ!やり過ぎ!私には無意味に思えるし、無理、って言うか、引くわ~。」って思う人もいるかもと思うんだよね。心の中で色々思うのは自由だもん、わかる!

実際にこの頃、他の補習校で知り合ったママ友にも「私はそこまではやる必要ないと思うんだよね、きっと自分の子供も大学生くらいになると勉強して日本語とか話せると思うし。だってうちの夫も大学の時に日本語勉強して、まぁしゃべれるから。」みたいに言う人とか「うちはそこまでお金を使うのは無意味だと思うから。お金勿体ないよ。」とか「私はフルタイムで働いてるからじゅんこさんみたいに暇で時間がある訳ではないから。」とか何人かに言われたこともありました。その時は私も自分のやってる育児の結果も不定かだし、凹む時もあったけど、なるべく流して頑張りました。多分皆さんそれぞれ事情があるし、そんな否定的なこと、心の中に入れておけばいいのに、いちいち私に言ってくる、っていうその事実からきっと何かのストレス溜まってんだな、可哀想だね、って思ってました。

今、色々言ってた人のお子さんも20才越えてるけど、やっぱ結局お子さん達も途中で補習校やめてて、日本語なんて全然話せなくなってます。大学で日本語を勉強してる、っていう子もいるけど、Japanese100のレベルですから、平仮名、片仮名、小1の漢字、って感じ?ネイティブには程遠いです。ま、別にそれが悪いって意味ではなく、『私は』それが嫌だったから何を言われても気にしないで自分の思う様に育児をして来ただけ。だからバイリンガル育児は如何に自分(親)の信念に自分が負けないか、って言うのも関係してると思ってます。

私の子供達は「ママ、日本語を最後まで教えてくれてありがとう。」っていつも言ってくるけど、もしかしたら、あのママ達は逆で「どうしてしっかり日本語教えてくれなかったの?」って言われてるんじゃないのかな?って思ったりもしますが、ま、私には関係ないけどね、って今は思ってます。人それぞれだしね、自分の思う様にしか生きていけないしね。そして時間は戻せない、だから毎日精一杯自分のベストを尽くして、その日々の積み重ねしかない。人の事をあれこれ言う前にまず自分を正す方が大事。

そんな親が必死にやる姿勢を見て、子供達も事の重要性、重大性を感じ取って頑張ってくれてた、という側面も勿論あります。やっぱ子供はいろいろ見てる。

でも「もし時間が戻れるのなら、、、」と思う事の一つは、姉弟間の会話が英語だったこと!息子がしゃべり始めて、姉弟間でも日本語で話をさせよう、って思ってたんだけど、私自身、余り寝ない息子の世話と娘に平仮名とか教える毎日に必死で疲れてて、そこまで統一出来ませんでした。なので今でも二人で話す時は英語で喋ってます。そこもやっぱ日本語にしておきたかったなぁ~。絶対やってるご家庭もあると思います、本当にすごいな!って思う。

15分ほどささっと書いてみたけど、また2000文字~!続きはまた今度!!