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クロノクロスリメイクにあたって各キャラの設定集を見てる。仲間キャラが多すぎて作中では一人ひとり深堀がしきれてないんだけど、だからこそ「それぞれがそれぞれの人生を生きていて、問題、使命を抱えながらも、今は主人公と旅を共にする」感があって、それはそれで好き。

FF12に惹かれるのは、そこにイヴァリースという世界が存在しているのを強く実感するからだと思う。

色んな種族、身分の人が街に根を下ろして生活している。ミストの影響で様々な地形が形成されている。歴史の文脈の上に人々が立っている。主人公たちの物語とは無関係に世界が在る。

クロノクロスをレビューする動画を見ていたら、「中心的なメッセージ、テーマが見つかりづらいがゆえにストーリーがやや収拾がつかなくなってる」と考察されていた。

その収拾のつかなさ、メインから離れることがクロスの特徴じゃないかと思う。

クロノ・クロスは仲間キャラが45人もいる。物語の本筋に関わらないキャラの方が多い。

バーティカル(時間軸)に進むのではなくパラレルにズレる世界を冒険する上では相性がいいのかも。

クロノ・トリガーとクロノ・クロス。
時間軸を旅する物語から平行世界の話へ。

『殺された未来が、復讐に来る』と謳っているように、直線的な物語に収斂されていく過程で捨てられた断片が拾い上げられてるように見える。

そういえば、FF12ではじめてダウンタウンというものを知った。
と言っても、アメリカにおける中心街という本来の意味合いではなく、日本でいう下町の感覚。

FF12の街は生活のリアルさ、政治性をとても感じた。