マガジンのカバー画像

映画、本、マンガとか

96
運営しているクリエイター

2022年6月の記事一覧

ゲームっていう、どんなにリアルさを追求してもやっぱり現実とはかけ離れた世界において、会話の自然さや間に気を遣いすぎるのはかえって違和感を与えてしまう気がする。むしろ、ゲームならではを上手く利用した方がいいというか。

ff10、一つ一つのセリフやその掛け合いが今のゲームやアニメと比べて独特な味がある。あるキャラの発言とそれに対するレスポンスが正確な1対1の対応になってないことが多い。

『トゥー・ダスト』

妻の死をきっかけに遺体の腐敗していく過程を追うユダヤ教徒のシュムエル。

想像上でしか語り得ないこと、それはしばしば不安を想起させるけど、それに対して現実の観察という科学的な手法が時には人の悲しみを和らげるのかもしれない。

『ショーシャンクの空に』

アンディーではなくレッドが語り部であるのがいい。原作を読むと、これはレッドの物語なんだと実感する。アンディーこそ、レッドの心の奥底にあった、看守たちでさえ捕えることができなかった自由そのものだったんだと。