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かめギリス×片づけ習慣〜性格4タイプ別片づけ習慣術(4)〜

こんにちは、片づけ習慣化コーチの牛尾恵理です。

古川武士さんのこちらの本を参考に、性格4タイプ別の「片づけ習慣」について考察しています。

各タイプの基本特性はこちら。

やると決めたら、
「ガーッと一気にやろうとする」のが、うさぎ。
「計画を立ててコツコツやろうとする」のが、かめ。

やる理由が
「問題解決」や「リスク回避」のためだと燃えるのが、アリ。
「目標達成」や「快楽獲得」のためだと燃えるのが、キリギリス。

前回は、「うさギリス」タイプの「片づけ習慣」について深掘りしてみました。

本に載っている順番的には次は「かめアリ」なのですが、「かめアリ」タイプはあまり片づけに困っていなさそうなので(笑)、今回は先に「かめギリス」タイプについて考察してみます。

かめギリス×片づけ習慣

かめギリスの行動傾向は、「計画を立ててコツコツやろうとする」。
動機傾向は、「目標達成」や「快楽獲得」のためだと燃える。

片づけについて、本の中から引用すると・・・

「本棚にある本は捨てられない。特に赤線を引いている本は『重要だから後で読むかも』という理由で・・・・(中略)
「思い出の品やとりあえず取っておこう、というものが溜まってしまいます。片づけたい場所をリストに書き出して、年末までにやろうとしていますが、なかなか進みません」など、「捨てる」という行為は苦手な方が多いようです。

「性格4タイプ別習慣術」古川武士著

とのこと。
かめギリスの特徴的なキーワードとしては、
・大器晩成
・楽観的
・複眼(マルチタスク)
・バランス力
などが挙げられます。

実際にご自分のことをかめギリスタイプだとおっしゃる方々と接していると、まさに「日本人らしさ」を感じます。

例えば、モノとの関係では「もったいない」「ご縁(つながり)」「思い出」などがキーワードに上がる感じ。

・まだ着れるからもったいない(着ていない洋服)
・まだ全部身についていないからもったいない(本、セミナー資料)
・あの人からもらったものだから(頂き物、年賀状)
・思い出だから(旅行先で手に入れたパンフレット、写真)

そうなると、「捨てる」ことが苦手なのは致し方ないことなのかもしれません。

そんなかめギリスが片づけ習慣を身につけるには・・・?

かめギリス向け3つのアプローチ

本からの学びと、私の片づけコーチングでの経験とを合わせて、かめギリス向けの3つのアプローチを提案してみたいと思います。

1)いい監視役を得る
2)ベビーステップから始めて、少しずつハードルを上げる
3)人と一緒に楽しくやる工夫をする

1)いい監視役を得る

かめギリスは、「和を持って尊しとなす」的な世界観を持っている人が多いように思います。
基本的に、家族や職場の人間関係の調和を乱すことはしたくないし、円満な状態になるよう、役に立ちたい。

だからこそ、「人」との関係性が自分の行動に与える影響が大きくなるのだと思います。

なので、「片づけ習慣を身につける」ということを目標に据えるのならば、多少ストレスはかかるかもしれませんが、アリタイプの監視役(ツッコミ役)がいる環境に飛び込むのは良い方法です。

でも、きつく言われるとやる気が失せたり、自己否定モード(カメの甲羅の中)に入ってしまうので、監視役さんが、ソフトなもの言いを身につけている人かどうか、長い目で見てくれる人かどうかを、見極めるのがポイントでしょう。

2)ベビーステップから始めて、少しずつハードルを上げる

「ベビーステップ」は、どのタイプにも効き目があるものですが、とりわけかめギリスにとっては効果があるようです。

それはひとえに、これまで色々なものを「捨てられず」に生きてきた分、「(しがらみ的に)重い」から。

何かを始めようとする時は、まるで大きい水車を回そうとする時のようにとにかくエネルギーがかかるし、ちょっとずつしか動かない、ということが起こるようです。

だから、本当に小さい小さいマイクロ・ベビーステップから始めてみます。

例えば片づけなら、「レシート1枚」でも、「スマホの写真1枚」でも捨てられれば、OK。

すると、完全に止まっていた状態から「1」動けた、ことになります。

この1日1行動を、とにかく絶やさず、毎日続ける。水車に1滴ずつ水を垂らしていくイメージです。すると、ある程度水が溜まると、その重みで、水車が回り始める時がきます。

それまで、ひたすら「ベビーステップ」を続ける。

一度回り始めると、弾みがついて意識しなくてもできるようになるので、少しずつ負荷を上げていきます。

「一捨て」が「5分片づけ」に。
「5分片づけ」が「15分片づけ」に。
「15分片づけ」を続けつつ、週末は「30分」・・・
という感じ。

こうなってくると、基本的にコツコツ続けるのが得意なかめギリスは、もしかすると一生涯ずーっと続く「習慣」になるかもしれません。


3)人と一緒に楽しくやる工夫をする

でも問題なのは、「回り始める」その瞬間までベビーステップを続けられない、ということですよね。

その場合は、人を巻き込んだり、巻き込まれたりして、楽しくやる工夫をしましょう。

「あの人もやっているから」とか、「みんなでおしゃべりしながらできるから」とか、「終わったら報告がてら、ティータイムできるから」とか、「好きなオーディオブックの小説や音楽を聴きながら」とか・・・、片づけタイムそのものが、孤独な作業ではなく、みんなと楽しめる娯楽になる工夫をすると、続きやすくなります。

実は私が所属している古川さんの「習慣化オンラインサロン」には、かめギリスがとにかく多い!

「習慣化すれば、いずれできるようになるのはわかっている。むしろそれは自分の成功パターン。だから習慣化したい、でも一人では続かない」という方が、集まっているのだと思います。

あなたも、かめギリスなら、ぜひ。きっと居心地いいですよ^^

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