かめアリ×片づけ習慣〜性格4タイプ別片づけ習慣術(5)〜
こんにちは、片づけ習慣化コーチの牛尾恵理です。
古川武士さんのこちらの本を参考に、性格4タイプ別の「片づけ習慣」について考察しています。
各タイプの基本特性はこちら。
やると決めたら、
「ガーッと一気にやろうとする」のが、うさぎ。
「計画を立ててコツコツやろうとする」のが、かめ。
やる理由が
「問題解決」や「リスク回避」のためだと燃えるのが、アリ。
「目標達成」や「快楽獲得」のためだと燃えるのが、キリギリス。
前回は、「かめギリス」タイプの「片づけ習慣」について深掘りしてみました。
今日は、最後に「かめアリ」の片づけ習慣について、考察してみたいと思います。
かめアリ×片づけ習慣
かめアリの行動傾向は、「計画を立ててコツコツやろうとする」。
動機傾向は、「問題解決」や「リスク回避」のためだと燃える。
片づけについて、本の中から引用すると・・・
とのこと。
実は、習慣化オンラインサロンでは、「かめアリ」タイプは少数派です。
なぜなら、そもそも「習慣化に困っていない」から、でしょう笑
それでも入ってこられている方々は、たとえば自分がマネージャー的立場になった時に「なぜ、みんな続けられないんだろう?」とか、「どう導けば、続けられるようになるんだろう?」という疑問から入会されているのかもしれません。
そんな「かめアリ」さんたちの話を伺っていると、とにかく感心するのは、「整頓上手」ということです。
つまり、「仕分け」とか「分類」とか、そういうカテゴライズを瞬時にできるんですよね。
おそらくそれは「俯瞰」目線があるからで、まず全体を把握し、そして適材適所に振り分けていく、ということが得意なのだと思います。
一方、モノとの距離が遠い分だけ、一つ一つ手にとって「今の自分にとっているのか、いらないのか」を判断し、「いらないものを減らしていく」というのは苦手なようです。
この判断をするには、自分の中に「やりたいこと」とか「偏愛」とか「使命」のような燃え上がる欲求(マグマ)みたいなものにアクセスする必要があるのですが、どうもそういう「極端に熱量の高い何か」みたいなものが「よくわからない」という場合が多いのではないかと。
「やるべきことを、粛々とやり続ける」ことと、「やりたいことを、猛烈に、賑々しくやり切る」ことは、相反するものなので、難しいのかもしれません。
「獅子脅し」法か、「下山」法か
とはいえ、どんなに整頓上手であっても、収納スペースをこれ以上増やすのは無理、という時が来るかもしれません。
なぜなら、物が増えれば増えるほど、それを管理するための時間・空間・手間は必ずかかるから。
もちろん、お金をかければある程度解決しますが、どんどん増える持ち物を維持するために稼ぐことに虚しさを感じた時はチャンスです。
きっとそこは、これまでの人生でコツコツ積み上げてきた「所有山」の頂上。
頂からの景色を存分に堪能し、さあそろそろ下山=「終活」し始めようか、というタイミングで、「減らす」片づけに取り組み始めるのは、とても良いと思います。
この時、2つの選択肢があると思います。
1つは、まるで「獅子脅し」のように「閾値」で一気に放出する方法。
つまり、モノが増える量やスピードは変えずに、最低限必要なもの(生活必需品+エッセンス)だけをピックアップして、あとは業者に任せてオール処分してしまう、というやり方。
もう1つは、シンプルに「下山」する方法。
モノが増える量やスピードは極力抑え、コツコツ減らし続けていく、というやり方。
「獅子脅し」法は、勇気が必要だし、一時的には痛みが伴うかもしれません。でも出産と同じで、しばらく経てば忘れてしまうもの。
それに何よりものすごく短期間で「しまうところがない」という問題を解決することができます。
「下山」法は、とにかく時間がかかりますが、丁寧に別れの儀式を繰り返すことで、「捨てる力」が付くのは間違いありませんし、捨てても大丈夫だという「自信」を育むこともできます。
どちらを選ぶかは、あなた次第!
▼あなたは何タイプ?こちらからWeb診断できます!
▼シンプルに所有山から下山する
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