自己に執着すればするほど、 人は真の自己を失う。自己をなくせばなくすほど、 人はその人自身になる。
こんにちは、
片づけ習慣化コーチの牛尾恵理です。
あなたの人生に、最も影響を与えた小説家を一人だけ教えてください、ときかれたら、あなたは、誰だと答えますか?
私は、この人です。
■片づくマインド・名言シェア250
自己に執着すればするほど、
人は真の自己を失う
自己をなくせばなくすほど、
人はその人自身になる
ミヒャエル・エンデ
1929年11月12日生
特に、小学校5年生くらいの時に読んだ「モモ」と「はてしない物語」は、今でも私の価値観にものすごい影響を与えているように感じます。
でも、今日新たにエンデのこの言葉を見つけて、納得。
心底、この言葉には同感です。
自己とは?
おそらく、ここで言われている「自己」とは、「私は〜だ」という考えや、すりこみのこと。
おそらくほとんどの人が持っているであろう、「私はヒトだ」、というものから、「私は〜会社の社員だ」とか「私は〜ファンだ」というもの、はたまた「私は〜な性格だ」とか「私は〜が得意(苦手)だ」とかいうものなど、その種類の多さは計り知れません。
あなたも10や20ではとても足りない、たくさんの「自己」を感じて生きてらっしゃるのではないかと思います。
もちろん、私も「私は〜の母親だ」とか、「私は片づけ上手だ」とか、「私はマルチタスクが苦手だ」など、たくさん持っています。
もちろん、その「自己」が何もマイナス感情を引き起こさないのであれば、何も問題はないと思います。
安定した「自己」認識があることで、生きることに自信が持てるかもしれません。
でも、片づけと習慣化の研究をし続けていてつくづく感じるのは、モノと自己があまりにも結びつき過ぎている場合が多い、ということです。
モノを捨てられないのは、過去か未来の自己への執着があるから
例えば、今ほとんど使っていないにも関わらず、私が捨てられないものといえば、「マーケティング関係の本」や「心理学関係の本」です。
これって、未来の自己への執着だと思うんです。
つまり、「私はマーケティングが得意だ」という、未来の自己に対する期待。
そして、「いつか理解・実践できるようになるかもしれないし・・・」というのが、文字通り本をお蔵入りさせる時の決まり文句となります。
もちろん、スペース的に余裕があるのならば、そういう意味合いの本ばかりを並べるコーナーを作って持っていてもいいのでしょうが、心理的にはあまり気持ちの良いものではないでしょう。
次なる課題がずーっとネクストバッターズサークルで待ち構えているようなものですから。
自己をなくせばなくすほど、人はその人自身になる
そんな時に、ぜひ思い出したいのが、今日のこの一文。
自己をなくせばなくすほど、
人はその人自身になる
そうだよなあ〜、等身大の自分を受け入れず、いつも未来の自己に自分を合わせようと背伸びしている感じだから、リラックスできないんだよなあ〜と、気づかせてくれます。
ぶっちゃけ、今この時点で「ちんぷんかんぷん」な本は、一旦手放して、「お、これは何言ってるかはわかるぞ!真似できそうだぞ!」という本を3冊までに絞ってみます。
だから、この本は、捨てません!
<お知らせ>
毎月、月末日曜日に習慣化オンラインサロンで開催している「片づけ祭り」ですが、次回は、サロンに入会していない方も参加できるようにしようと計画中です。
11月28日(日)8:30〜10:00、興味のある方はちょこっと予定を入れておいてください^^
「片づけ祭り」の過去の内容など
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