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ご相談>「物を大切にする」を教えられないことが親として自己嫌悪

こんにちは、片づけ習慣化コーチの牛尾恵理です。

今日も、先日始めたnoteサークル、「捨て活部」に寄せられたご相談を取り上げさせていただきます(掲載許可をいただいております)。

① お悩みの元になっているのは、どんな現状ですか?

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この部屋はもう遊ぶ部屋だから、散らかっていてもそのままにして、諦めて、使わなくなったオモチャは段ボールに詰めてそれがどんどん積み重なっていく。

過去3回ほど整理して捨てたけど、何かのパーツが少しかけたり、無くなったりすると使わなくなる。

直して使ったり、壊さないように丁寧に使えるような子供に育って欲しいのに、私もそこに付き合えず、私自身も忙しさを口実に壊れたら捨てることが多くて、「物を大切にする」を教えられないことが親として自己嫌悪。

② 現状を見ると、どんな気持ち、体の感覚、考え(頭の中で湧く言葉)が湧きますか?

このままから全てが不必要になる時期を待って、考えずに一度に全部捨ててしまいたい。

③ その現状が、どうなっているといいと思いますか?

来客時に見える場所だから何も置きたくない。

絨毯も来客用にいいものを買ったのに、クレヨンや飲み物や泥などで汚れてしまい、新しいものを買いたいけどまたどうせ汚れるからこのまま使っている。

汚さないように生活するような教育ができなかったことに自己嫌悪。

④ ③のようになっているといいと思うのは、なぜですか?

何もなければ掃除が楽になる。

今はコロナ禍なのであまり人が来ないけれど、普段なら人を呼ぶのが好きだから、いつ来ても恥ずかしくない。


Bさん、ありがとうございます!

前回のお悩みと比べると、今回はより深い「価値観」と「感情」に関わってくる内容だと思います。

おそらくBさんの中には、

直して使ったり、壊さないように丁寧に使ったり、汚さないように生活する
=物を大切にする
=良い

という価値観があり、

「良い価値観」は親が子に教育していかなければならない

という考え(信念)を持っていらっしゃるのかもしれません。


多くの日本人の持つ「もったいない」精神だと思いますし、私も、昭和世代としてその価値観で育ちましたから、とても共感します。

でも、目の前の現実は、その価値観が全く反映されていない。

だから・・・きっと「悲しみ」や「罪悪感」を感じ、「親として自己嫌悪」という感情が湧いてしまう、ということが起きているのではないでしょうか。


そんな自分の状態を、一旦言葉にして書き出し、少し離れて見てみることは、自分の現状を「客観的に知る」ために、とても役にたちます。

「自分を客観的に知る」ことは、巨大迷路から抜け出せない時に、迷路の中にある高台に登るようなもの。

「本当はどうしたいのか」というゴールを思い出し、その方角や道筋も見えてくるので、迷った時、困った時には、とにかく「書き出す」。

それが、そこから抜け出すために最も効果的な方法です。


Bさんの場合は、

一度に全部捨ててしまいたい

というのが、ぶっちゃけの本音。


そうすれば、

掃除が楽になる

というメリットや、

人がいつ来ても恥ずかしくない

というゴールもしっかり描けていることに気づけると思います。


そんなBさんに、こんな言葉を贈ります。

■片づくマインド・名言シェア184

人生の意味とは、
自分がやりたい
と思うことをすること。


パウロ・コエーリョ(小説家)
1947年8月24日生

世界で3000万部売れたという、この本の作者の言葉です。

私は9年前の子育て真っ最中の時、「、私がやりたいことは、片づけだ!」と気づいてから、本当に人生が変わりました。

地味ですし、ただ人生を遠回りしているようにも思えますが、やってみたら、「やりたいことをやっている」実感さえ得られれば、ぶっちゃけ「やること」はなんでも良かったんだと悟りました😅


Bさんが扱い切れるモノの量にまで減らすことは、ある意味モノを大切に扱う生活に繋がっています。

一つ一つ「ありがとう」と挨拶してお別れする方が、無造作に散らかされたままにしておくよりも、モノと丁寧な関係を持てたと言えるかもしれません。

大事な「物を大切にする」価値観はそのままに、ぜひ今やりたい「捨て活」を、思う存分していただければと思います♪


▼とにかくモノが多すぎて、イライラしているなら

今、いらないものを捨てることから始めましょう♪

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