![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115015525/rectangle_large_type_2_85fdd806d1bada8922818245846d806b.jpg?width=800)
ツユクサナツコの一生/益田ミリ
購入本の中から、益田ミリさんのコミック
「ツユクサナツコの一生」を拝読しました📖´-
(2023,8,13 読了)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115015716/picture_pc_70dd0422c4ac339abdf7f36b89d1702f.png?width=800)
コミックなのに装丁がハードカバーとは珍しいと思いながら読んでみると、益田ミリさんにしては珍しい大どんでん返しがある物語でした。
予想していなかったラストに意表を突かれ読了後は涙が溢れ出てしまいました。
漫画家ナツコの日常とナツコが描く”今”がテーマの漫画が並行しながら物語は進んでいきます。
世間を恐怖に陥れたコロナ禍のことが取り上げられていて、フィクションなのだけれどとても身近でリアルで、益田ミリさんの共有力を更に強く感じました。
人は誰しも自分だけの物語を編んで生きている。
いつものように自分の心にあるモヤモヤを掬いあげて代弁してくれるような物語ですが、今回は読了後に少し重い余韻の残るような作品でした。
私の人生、本当にこのままで終わりを迎えていいのかと。
私が在ったという事実を残せるものはなんだろうと。
私事ですが、8月後半にまた一つ歳を重ねました。
35歳を過ぎたあたりから歳を重ねることが恐怖でしかなかったのですが、45歳を終えてそんな恐怖は少し和らいでいます。
今年で46歳。
人生100年と考えるともうすぐ折り返し地点に到達します。
仕事は全然変わったけれど相変わらずその日暮らしというか、地に足のつかない不安定な日々。
いつも何かモヤモヤを抱えてずっと46年間生きています。
でも、そんな中でも糧となっているものもあるもので、どんなことが起こっても私は生きていけるという自信みたいなものはあるのかもしれない。
何を言っているのか自分でよく分からなくなってきましたが、今回の益田ミリ作品は今までの作品に比べより深く心にズシッとくるものでした。
少しでも悔いを残さず最期を迎えれるよう、目の前にある601冊の積読本を読んでいこう…🙄
#読書 #読書感想文 #読書エッセイ #読了 #本のある暮らし #ツユクサナツコの一生 #益田ミリ #新潮社 #コミック
プロフィールと他の記事はこちらからご覧になれます。
他愛ない雑談はこちらから🤗
よろしければサポートお願いします🙈 いただいたサポートはより良い読書エッセイを書いていくために積読家活動に活用させていただきます😳