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ほほ笑みのある暮らし/清川妙




ブロ友さんと※わらしべ読書をして手元に届き積読📚していた清川妙さんの著書、
『ほほ笑みのある暮らし』を拝読📖しました。
(2021,9,27読了)
※わらしべ読書とは、また別のブロ友モグさんの造語。
読了した本を人と交換していくこと。






著者は、古典・エッセイ・手紙の書き方など多方面にわたる執筆や講演会で活躍されていた方。
本書は古典を引用したり、著者が体験したり聞いたりしたエピソードとともに「ことば」にまつわることを描いたエッセイです。


古典は全く興味なかったのですが、本書で引用されているものが素敵でとても興味が湧いてきました。
特に好きだったのは、与謝野晶子の歌集「夢の華」の中にある歌。

なんと云ふ みなつかしさぞ 君見れば 
近おとりして 恋ひまさる



近くに寄って、その人の弱さ、きたなさ、つたなさも見えてきてこそ、ますます恋はまさる。
というような意味合いの歌だそうです。


このようにして恋が愛に変わっていくんだろうと思います。
与謝野晶子さんのことはほぼ知らないですが、この歌から優しいお人柄まで見えてくるような。
この歌は頭に置いておきたい。



そして、著者自身が体験したり聞いたりしたエピソードも心温まるものが多くて、読者の私も拝読しながら心が穏やかになっていきました。
なにより、「ことば」のもつ力は本当に強いなと思います。
だからこそ気を付けて、「ことば」のもつ力を良い方に使えるよう心掛けたいですし、正しいことばを使えるようにもなっていきたいものです。


何よりも大切なのは、生きることを愛することなのだ。



生きることを愛する、自分の人生を愛する。
そうしたら、生き方も少しずつ変わっていくのかもしれませんね。











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