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僕とポーク/ほしよりこ




先日購入したほしよりこさんのコミック
『僕とポーク』を拝読しました📖´-
(2022,11,4 読了)







四作品が収録されたコミック短編集です。
クスッと笑えたり、切なくなったり、ほっこりしたり。
ほしよりこさんの作品はイラストもお話もゆるゆるなのだけれど、その中にハッとさせられるものがあります。


「お前 時代なんか追いかけても追いこせねーし
取り残してくれっつっても勝手に乗っけられて
流されちまうもんだから
そういう風に気にするのはよくねえよな」
『たろちゃん』より




4歳のたろちゃんが、カッコイイお兄さんとお友達になりたくてネット(パソコン又は携帯)が欲しいと両親にねだるのです。
両親はあまりに真剣に言うたろちゃんや、ネット環境は便利だと言う周りの大人たちの話を聞いて、自分たちも時代の流れに乗らねばならないのかと2人で会話している時のお父さんの言葉です。




ふっと、今働いているお店のことが頭に浮かびました。
今のお店は20年続いている老舗で、店主はこれまでアナログなやり方でここまでやってこられました。
それでも常連様たちに支えられ、愛されてきたお店です。
私はそのやり方がダメだとは思いません。
今の流行りを追いかけて”映え”だけを優先させているような残念なお店もたくさんある中、昔ながらのやり方で受け入れられているのは素敵なことです。



ただ、時代の流れに逆らうばかりでも良くないのかなと。
今のやり方で受け入れられてはいるものの、そこから先に広げていくためにはやはり時代の流れに沿ったやり方も必要。
一番理想なのは古き良きものを残しつつ新しいことを取り入れられていけばいいので、外様の私が少しずつそこを改善していければと考えているところです。



「たろちゃん」という物語の中で、両親は色んな声を聴いて新しいを取り入れようかどうしようか悩みます。
そして、新しいを取り入れようとしたのですが。。。
あとは物語を読んでからのお楽しみ🤲


新しいを取り入れる前に大切なことを忘れていないかと問われるような物語でした。
他の作品もそれぞれ何かを思い出させてくれるようなものです。
ちょっと心を休めたい時にまた読み返したい1冊でした。










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