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お話を運んだ馬/アイザック・B・シンガー、工藤幸雄(訳)





Amazonで購入したアイザック・B・シンガーの「お話を運んだ馬」を拝読📖しました。
(2022,2,21 読了)






先日拝読📖した増田喜昭さんの著書の中で、本屋を始めて苦しかった時に救われた本という風にご紹介されていたので拝読📖したいと思い購入しました。



本書は、ユダヤに伝わる物語・こっけいな物語・自伝的な物語を含む8話が収録された短編集の児童書です。
宗教的なことも多く散りばめられていますが、そういうことに詳しくない私でも楽しめる物語ばかりでした。
上手く表現出来ないのですが。。。💦
戦争によって奪われてしまった故郷への愛がたくさん詰まった物語だとも感じます。




特に表題作の「お話の名手ナフタリと愛馬スウスの物語」は、本好き者の胸に沁みるお話ではないかと。

「きょう、わたしたちは生きている、しかしあしたになったら、きょうという日は物語に変わる。世界ぜんたいが、人間の生活のすべてが、ひとつの長い物語なのさ」
”お話の名手ナフタリと愛馬スウスの物語”より




フィクションであろうと、ノンフィクションであろうと、そこには必ず書いた人の人となりが含まれていることと思います。
知らない誰かの人となりに触れてみたくて、私は本を開いているのかもしれません。
自分とは違う物語を知りたくて。
そうやって素敵な物語と出会うと、自分以外の誰かにも知って欲しくなり読書感想文をここに書いています。



そして、誰かが書いた物語と出会わせてくれる本屋が大好きです。
時には本屋が私のメンタルクリニック代わりになってくれることも。
そんな本屋を営む方々に対しての感謝の気持ちを込めて、私のお気に入りの本屋の店主さんにこの本をそっとお届けしました。
本を読む人、本を届ける人どちらの心も温めてくれる1冊だと思います🧚‍♀️


















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