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夢追いフリーターのぼやき

人生って思っていたよりも辛いし、自分の思い描いていた通りに物事は進まない。でも、それ以上に楽しいことがたくさんあるし、自分次第で幸福も手に入れられる。辛いことをどうやって乗り越えるか、どのようににその辛いことを捉えるかで考え方は変えられる。

私はいつまでフリーターとしてやっていくのだろうか、いつまで夢を追いかけるのだろうか、という将来の不安は常にある。常にというのはオーバーに言いすぎたが、特にお金がない時にこれを考えだす。普段はお金のことを全く気にしないが月に一度嫌でも気付かされ、現実の自分と対面するときがある。どのくらい自分の脳内がお花畑だったかを痛感する。

夢を追いかけるのは素晴らしいことだけど、それでも20代後半になっても誰かの力を借りて生活しなければいけないような人間になりたくない。その理由は確かではないが思い当たるのは、変にプライドが高いからなのか、人間として自立することが当たり前だと感じているからなのか、最近本屋で立ち読みした「貧困女子」という本を読んで危機感を覚えたからなのか。(貧困女子という本は、ネカフェで暮らす女や、性風俗で日銭を稼ぐしかない女性達のリアルな生活が描かれている。)
彼女達には頼れる家族や仲間がいない。私はありがたいことに頼もしい家族がいる。信頼できる仲間もいる。(金の切れ目は縁の切れ目とも言うが…)
しかし、その心強い家族もいつ崩壊するかわからない、いつ死ぬかなんて誰も知らない。だからこそ私1人で生き抜いていく最低限度の生活力を保持しなければならないと感じさせられる。今は若いから、金がなくても笑っていられる。でも年を取るにつれ、冗談じゃねえ、と深刻化していくだろう。

だから「夢を諦める時」というのを設定することも大事だ。そして、その「諦めどき」をいつに設定するかで私たちの人生は大きく変わる。諦めた〝すぐその先”に成功があるかもしれないし、そのまま花が咲かないかもしれない。いつ成功するかなんて分からないし、それが分からないからこそ不安なのである。
だから私は25歳になっても夢追うフリーターのままならば、夢を諦めようと考えている。(実際、25歳になった時、あと少し、あと少しとズルズル伸ばす可能性もないとは言い切れないが…)そして、こんなことを言っているが、もう1人の私が「そんな〝らしくない”生き方で満足するのか」と何度も聞いてくる。夢と不安は常に一緒だと実感した。

人生は物事が思い通りに進まないから面白い、と言われるが、本気で成し遂げたいことは、ぜひとも思い通りに進んでもらいたい、と考える私は強欲なのだろうか。

現在22歳、今年23歳になる私。多くの大学生が社会人になる年で、私はいったい今、何をしているのだろうと、ふとした時に考える。前回の記事でも書いたが人と比べたくなくてもどうしても比べてしまう。このアルバイトをしていてなんの意味があるのか、とか失敗した時など更に考え込んでしまう。そして自分自身を惨めに感じる時がある。(自分を惨めだと思うことは生きていく上で最もダサいことだと思っているにもかかわらず)
だから「惨めに感じている自分でさえも、私はどうせ好きなんだろう」と自分を好きになるようむりやり思い込ませた、というか自分自身を騙した。そうすることで頭の中の方向性が180度違う方向へ行ける気がする。惨めに感じているナーバスな自分をも受け入れようと。

不快に感じたらごめんなさい。でも、最近よく思う。多くの人がやっている仕事って大したことないんだって。私は「仕事をする」ことに対して漠然とこの社会の中で何か〝大きなこと“を皆がしているように感じていた。しかし、蓋を開けてみれば多くの人の仕事は大したことではなく、ほんの少数の人がその大きな仕事をしているのだと。となると、そんな大したことない仕事でも音を上げている自分はなんなんだと、その大したことない仕事をたくさんの人がやっているからこそ社会が今、成り立っているのだと、恥ずかしながらようやく実感した。大したことないことが今を作ってるって。大したことない、を馬鹿にするなと。「大したことないこと」がないと私は生きていけないくらい自分自身は「大したことない人間」だと。

私はフリーターで夢を追っているが、誰もがどうなるか分からない未来を不安に感じることはあるだろう。でも結局考えたって、分からないし、不安が消えない。だからこそ、大好きな人たちと美味しいご飯を食べて、よく笑って、自分の好きなことをして自分の感情を満たしてあげる。それが生きる力になって、〝大したことないこと“でも頑張ろうって思える。さらに〝まーなんとかなる“って思わせてくれる。
(私の場合は、調子に乗ってショッピングに繰り出す。「買い物は辞めらんねえ」なんて思う。日が経ち、明細を見てビックリ仰天。急に現実に戻る。将来を不安に感じる。でも最終的にまーなんとかなる、って思う)

いつか、エッセイストになって暮らせればいいな。
いつか、このたくさんの不安と上手に付き合えればいいな。
いつか、この自転車操業を辞められる日が来ればいいな。

全部「いつか」の話。そんなに意識高い系じゃないから、のらりくらりやっていくつもり。「いつか」を信じて私は今日も夢と不安を抱え強く生きていきたい。
 
〜余談〜
最近〝しっかり‘’働き始めた。1日8時間働くって大変だ。家に帰ってきてもうそれでバタンキュー。全く更新できなかった。みんなどんな1日の送り方してるのか気になった今日この頃。

そして、「金がない」をあまり言わないように努めている。言霊パワー。だからない時は「時間がない」に言い換えろ、と聞いた。しかし、それと「見栄を張る」を天秤にかけたとき、やはり「金がない」と言ってしまう自分を今後はなんとかしたいもんだ。

あちゃちゃちゃちゃ〜。