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「ブログから動画へのシフトが進んで、ユーチューブでオリラジの中田敦彦さんやリベラルアーツの両学長の保険解説動画をみて情報武装をしている顧客に、それでも保険募集人の魅力で高品質な保険提案をしていくにはどうすればいいのか?」を考える

こんにちは、長年勤めた損害保険会社を離脱して2か月が経過しても、いまだに保険ネタを発信し続ける保険大好き野郎こと、MBA損保マンです。

さて、本日は読んでいただく皆様に、半分くらい伝わればいいな~というゆるめのテーマで行きます。

そのテーマとは、

保険は安心・安全を買うものだけど、安心・安全な位置にいる人から保険を買いたくはない(入りたくない)

です。

これは私が、昨日ふと思って検証してみたいなと思った「仮定」です。たとえばの話です。

この前提が成り立つかはnoteを書きながらこれから考えていきます。(私のnoteは結論ありきで書き始めないのでライブ感をお楽しみください)

1.知りたいことを知るって実は難しい

まず、自問自答してみます。

質問:情報が誰でも、即座に入手できる時代に「自分が心から知りたい正しいこと」を見つけることは簡単か?

Aさん:簡単。グーグルに知りたいことを打ち込めば、答えはでてくるよ。

Bさん:難しい。グーグルで即座に答えがでてくるようなことって、あんまり知りたくないんだよね。本当に知りたいことはグーグルが提案してくるたくさんの情報の中から取捨選択をしていって最後は自分なりの答えを導き出さないといけないので、簡単ではないよね。

Cさん:〇〇〇

さて、皆様ならAさん、Bさん、Cさんの誰の思考が近いでしょうか?

私は、Bさんみたいに考えます。
フェイクニュースまみれのこの時代に、自分が何を知りたいのか?どうやって答えを探せばいいのか?導き出した答えをどうやって検証したらいいのか?時にわからなくなります。

ひとつの解消方法が、信頼のおける情報源を持つことだと思いますし、具体的にはTwitterかなと思っています。幸いにして、こと「保険」分野に関しては、私が知りたいと思ったことをサービス精神全開で答えてくれそうな愉快なフォロワーさんがいます。

愉快なフォロワー例:

損保駐在アカウント(推しメンはリチャード@Happy_Ins_Guy)

損保から公務員転職組垢
(親近感120%の華さん @emgjsh)

リスクマネージャーアカウント兼CPCUアカウント(もはや@KeiMasuyama増山さんですね笑)

それから金融保険系の人(これも特定可能か?笑)

#保募ツイ連なる謎の組織の皆様

新しい気づきを教えてくれる新入社員アカウント

ご意見番(例えば、てっちさんかな笑)

等々・・AIにどのように何を質問するか?答えを出したとして、それを検証してくれそうな結びつき、言い換えればネットワークがあるといいですね。

ちなみに、みんなであーだこーだ言ってだした答えが間違ってても別にいいんだと思います。サービス精神で教えてくれた人の情報が間違っていたとしても、感謝はしますし不利益を被ったぞー訴えるぞーなんて当然ながらなりません。

それでもフェイクニュースを遮断する精度を上げていくためには、ネットワークの質を上げていくしかないんでしょうね。

自分がgiver(与える側)になって100与えて0のtakerでいいなら、質は上がっていくのかなと思っています。

・・・脱線している気がするので話を戻すなら、仮定の話ですね。

2.「ブログから動画へのシフトが進んで、ユーチューブでオリラジの中田敦彦さんやリベラルアーツの両学長の保険解説動画をみて情報武装をしている顧客に、それでも保険募集人の魅力で高品質な保険提案をしていくにはどうすればいいのか?」を考える

仮説をたてることで検証する対象が定まっていくのと、検証を重ねることで問題点を定めたり新たなテーマを構築することができます。

仮説(かせつ、英: hypothesis)とは、真偽はともかくとして、何らかの現象や法則性を説明するのに役立つ命題

出典:Wikipedia

ちなみにですが、本当に私が知りたいことが

「ブログから動画へのシフトが進んで、ユーチューブでオリラジの中田敦彦さんやリベラルアーツの両学長の保険解説動画をみて情報武装をしている顧客に、それでも保険募集人の魅力で高品質な保険提案をしていくにはどうすればいいのか?」

だったとします。

※私は、いち公務員で保険募集人ではないので、趣味的な考察です

どうすればいいのか?って漠然とした質問だと、思考がストップしてしまいます。おそらく、安くて保障範囲が広い保険を作ればいいという愚策にいきつく顛末になるんじゃないのかなと。

なので、ひとまず切り口を、(私だったら)どんな保険募集人だったら保険に入りたいと思うかを考えてみます。

そこで、今回のテーマが登場します。忘れた方のために↓↓

保険は安心・安全を買うものだけど、安心・安全な位置にいる人から保険を買いたくはない(入りたくない)

最初には、保険の公共性や良い商品(安心安全を買えるの)だとアピールするためにも、保険募集人が

「保険募集人の私はもちろんたくさんの保険商品に入りまくっていて、どんな災難や災害が来てもへっちゃらなんです。私も家族も安心安全な生活を送れてますよー」

がいいのかなと思ったんですけど、なんか違う気がする。

私だけ?

「この保険はお勧めで実は私も入っているんですけどね、皆様に大好評いただいていて、申込者数が年々増えている保険なんですよー、昨日も2~3軒まわったんですが、加入いただきました」

なんて、日本人の同調性をくすぐってみんなが入っているから入っては?アピールもなんか違う。

私だけでしょうか?

「30代の男性に人気のあるのはこの保険です」

なんて最悪。

私だけ?

「マイホームを建てたら「普通は」この特約もつけます」

嫌だ嫌だ。

私だけなのかな。

共感してもらえるのかはわかりませんが(結局同調を求めている?笑)、

保険を売りたい人がこの保険に入っているとか関係ないし、他の人がみんなこの保険に入っているとかそんなの関係ないし、年代で分類されたくもないし、普通はこの保険って雑に提案なんてされたくもないし

なんかイヤ。

なんで嫌かっていうと、

ひとりのお客様として自分のことをみてくれてないから」

、これにつきます。

元保険会社勤めの私が言うのもなんですが、保険とは高い商品です。一生の買い物の中で家の次に高い買いもだとかなんとか言いますもんね。

だったら、特別扱いしてくれよって思います。私が保険募集人に求めるのは「特別扱い」です。

特別扱いを求めるのは、やっぱり自分の中で高い買い物をする気持ちがあるからなのだと思います。

紳士服の青〇とかコ〇カとかでスーツを選ぶと、

「30代男性に人気のスーツはあちらのコーナーです」

って接客を受けることが多い気がします。

百貨店などでスーツを選ぶと、

「お客様の希望のスーツや現在お持ちのスーツとのバランスを考えますと、・・・そちらが、おそらくお客様の好みだと思いますが個人的におすすめしたいのはこちらなんです、理由はかくがくしかじかで・・・」

って至れり尽くせりな接客が多い気がします。

iPhoneと一緒で、10万円超の買い物をするんだから、たくさんいる店員と笑顔でハイタッチしながらキラキラしたアップルショップに入店して、高級感のある箱にはいった新作のiPhoneを手に取る気持ち。セレモニー感って言った方が伝わりますかね。

長々と書きましたが、保険募集人に求めるものは特別感、をおさえて次にいきます。

3.「自分が心から知りたい正しいこと」を見つける鍵は「仮説」

本日のテーマのおさらい(長いので私も覚えきれいないので)↓↓

仮説:保険は安心・安全を買うものだけど、安心・安全な位置にいる人から保険を買いたくはない(入りたくない)

今後は、「質問が多くて、欲しがり系で、ユーチューブで両@学長のユーチューブをしっかり視聴済みで、保険不要論が最適解」だと思っているお客様が増えていくんだと思います。

価値観の多様化や将来の不確実性が進み、安心・安全の考え方もこれが正解みたいなものが見つけられない世の中なのに。もともと将来のリスク判断やリスクヘッジに正解なんてないのに、です。

4.保険の未来

一発書きnoteなので、論理構成や一貫性への批判はご容赦いただきたいですが、以下が結論になるのかなと思います。

オリラジあっちゃん&両学長に対抗するには?→保険のコモディティ化を回避した方がいいのではないか?→高付加価値・差別化戦略が進むべき道ではないか?→特別扱いをしてくれるかつ専門知識がある保険募集人が生き残りの道

※コモディティ化…市場参入時に、高付加価値を持っていた商品の市場価値が低下し、一般的な商品になること。 高付加価値は差別化戦略のひとつで、機能、品質、ブランド力などが挙げられるが、コモディティ化が起こると、これらの特徴が薄れ、消費者にとっての商品選択の基準が市場価格や量に絞られる。

出典:シナジーマーケティング

「要は保険のオーダーメイドでしょ?」

あ~、ハイハイありきたりな結論ね、と思った人に興味をもってもらえるように、もう少し抽象化させてインパクトを持たせるなら保険募集人のAmazon化だとお伝えしたいです。

ユーザーが頻繁に検索をするもの、購入する商品が何かを把握したら、その人の家族構成や生活水準、検索から購入までの比較商品数や時間などからリスク志向までわかっちゃうんじゃないかなと思います。

それだけの情報(質も量も)があれば最適な保険を提案するので容易そうですね。

で、少し話は変わりますが、GAFAは強い。GAFAだったら上記のような保険提案できそうじゃないですか?簡単に、秒で、安く。

GAFAに、私たちの知欲、物欲、精神的欲求、性欲なんでも情報を握られていますもん。GAFAが金融業を本気で始めて、日本市場にも参入してきたら、どうなるんだろって、5年くらい前から漠然と考えていました。

知りたくないですか?

金融規制を今後厳しくしていくのか、緩めていくのか。

GAFAなどの一部のプラットフォーマーにますます人も資本も情報も集まっていくのか、それとも衰退していくのか。

GAFAが金融ビジネスにシェアインしてきた場合に、保険会社が持つ事故情報のビッグデータだけで太刀打ちができるのか。

日本の金融はどうなるのか?世界の金融はどうなるのか?

不確実性という将来のリスクに保険は何ができるのか?

GAFAと金融政策の情報がないと最適解がわからない。

知りたい。みんなは知りたくないのかな?

↑↑上記が、私が損害保険会社をやめた理由です。そして、霞ヶ関にきた理由です。まだ2か月経過したばかりですが、霞ヶ関に来てよかったと思えることがたくさんあります。

霞ヶ関だからこそ情報の一次ソースにあたることができる瞬間があります。

保険の話に戻るとすると、

まとめると

保険募集どころじゃなくて、GAFAのプラットフォーマー対策をしていかないという結論です。

・私のnoteは、推敲してから書いていないので、起承転結とか3段論法とかの読みやすい文書にはなっていません

・一方で、思い付きで語りかけるように書いているので、ライブ感があるのかなと前向きに考えています。

・noteの構成は一貫性がなくても、私の生き方は一貫しています。この点は自信があります。ポイントは公共性。

・MECE(漏れなくダブりなく)は苦手。大きく考えたり小さく考えたり、ブレストが好き。なんて、

以上、保険×MBA×霞ヶ関というニッチ分野のトップランナーを目指していて、大好きな保険の未来を誰よりも考えていて、でも漫然と保険会社で勤めている従業員(豪華客船損保号が大きな氷山にぶつかろうとしているのをただ待つだけの乗客)をそれでいいんですか!と脅す保険業界のイケハヤの役を買って出ようか迷っている、MBA損保マンでした。

Thank you for reading my note,

Good day!!

※こちらのもっともっと暗いトーンで保険の未来を書いたnoteもお勧めです。よろしければお読みください。