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「手すりで転倒予防」をデータで考えてみた。

大切な人に「いつまでも元気でいてね」と願うだけでは届きません
では、具体的に何ができるでしょうか?

願掛けが効かないとはいいませんが

バランスのいい食事。定期的な運動。規則正しい生活。
いずれも大切ですが、本人次第なので…こちらに出来ることは限られます。

マツ六は「手すりで転倒予防」を啓発することで、健康寿命の延伸に貢献したいと考えています。
これなら他力でいける。大切な方のために動けます!

今回は、なぜ転倒予防が健康寿命を伸ばすことにつながるのかを、
具体的なデータでご説明
したいと思います。

「手すりなんて、まだいらない」
なんておっしゃる方への説得資料としてご活用いただけるかもしれません。



要介護状態になる原因の1割以上は転倒から。

要介護状態になってしまった高齢者の方。
その原因の内訳がこちらの円グラフです。

厚生労働省:令和元年国民生活基礎調査の概況より

「骨折・転倒」が原因だったという方が12.0%でワースト3に。

わわわわわ!

ここで注目なのはそれ以外の原因です。
認知症や各種疾患など、医療では「避けようがない」ものが多いのですが
転倒はどうにか、人の力で予防できるんじゃないですか!?
この1割の原因だけでも、手すりを設置して回避しませんか。


転倒すると2/3の確率でケガをする。

もちろん、転ぶ=ケガをする、というわけではありません。
自宅(庭含む)内で転倒した人も、3割は無傷でした。おつよい。

内閣府:平成22年度高齢者の住宅と生活環境に関する意識調査結果より

いや?逆に言えば…
3人に2人はケガするってけっこうな確率ですよね?
住み慣れた我が家で、転んだだけなのに。

楽しみな予定が・・・

それくらい、高齢者の方にとって「転ぶ」ことは、思った以上のリスクがあるということなのです。


8割の人は平面で転んでいる。

転倒でお亡くなりになった高齢者の方が、実際にどこで転んだかのデータがこちらです。

厚生労働省:平成23年人口動態調査より

意外と平面なんです。
同一平面上での転倒がなんと、8割弱。

ド平面でも油断めされるな。【たよレールSOTOEindoor設置例】

階段などでは皆さん、足元に注意して行動されているのだと思います。
でも、敷居などちょっとした段差にこそつまずきやすいものです。

油断大敵とはこのこと。敵は平面にあり。


意外?「庭」がいちばん転びやすい

自宅の中のどこで転倒しましたか?のデータがこちらです。

内閣府:平成22年度高齢者の住宅と生活環境に関する意識調査結果より

これも階段など段差があるところだと思いませんでしたか。
ダントツの1位が、庭なんです

細かい段差が多かったり、滑りやすかったり。
言われてみればお庭には転倒のモトが潜んでいます。

ちょっとブカブカのスリッパで庭に出て「おっとっと」なんていう油断、私にもあります。
しかも雨!洗濯物!という状況で焦っていたりね。

段差はあるし、タイルは滑るし、土は不安定だし・・・物干場は遠いな。
【フリーRレール施工例】

まとめ

「いつまでも元気で」いるために、高齢者の方にとって転倒予防が大切だということがお分かりいただけましたでしょうか。

病気はどうしようもない(こともある)かもしれませんが、
転倒は対策することで避けられます。

  • 転倒→要介護になってしまうリスクを、手すりで回避!

  • 階段などの段差付近だけでなく、平面での転倒にも注意。

  • 家の中だけでなく、庭(アプローチ)にも手すりを。

お出かけあんしん。

あ、手すりの設置に加えて、踏台や滑り止めなどもご検討ください。
私の好きな言葉のひとつは「合わせ技一本をとりにいく」です。

大好きな我が家で、いつまでも暮らしていただけるように。大好きな我が家を、手すりでアップデートしておきませんか。


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