松永弾正

都内2箇所で棚を借りながら国内外の本屋を目当てに出かける人。本屋、出版流通に関する本や…

松永弾正

都内2箇所で棚を借りながら国内外の本屋を目当てに出かける人。本屋、出版流通に関する本や郷土資料とかを蒐集中。『本屋の周辺』をH.A.Bから刊行。 2019年SFC修行で解脱。 最近は巡った本屋について気になったことがあれば、各地の古書店や図書館、国会図書館を使って調査も実施中。

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自己紹介

とりあえず、自分が何者なのか、整理も兼ねて自己紹介をば。 やってること都内の2箇所で間借り本屋をやっています。間借り本屋については、以下の記事が参考になると思うので、ご参照いただければと。 今のところやっている場所は以下の4箇所です。 1.BOOKSHOP TRAVELLER(祖師ヶ谷大蔵) 2.PASSAGE(神保町) 過去やってたところ BREWBOOKS(西荻窪) ブックマンション(吉祥寺) 本喫茶わかば(仙石原) 本屋に関する本とか出版流通とか読書に

    • 『近代出版研究』に寄稿しました

      氏ご無沙汰しております。最近はもっぱらBOOKSHOP LOVERの連載に注力しており、ここへの記事投下はあまりできてないです。 もう少し頻度上げたいですが、昨年頃から連載記事を1本書くために1.5~3ヶ月くらいトータルでかかっています。なので多分もうしばらくここは放置気味に…なりそうです。 さて、お知らせです。 皓星社から春頃に出る『近代出版研究 第3号』に寄稿しました。タイトルは「本屋の調べ方――「本屋誌」のための方法」。連載などで使っている手法の一部を紹介する内容とな

      • 2024年のご挨拶とお知らせ

        2024年のご挨拶2024年になりました。今更ながらですが、本年もよろしくお願い致します。 さて、2024年本屋初めですが、韓国でした。しかしながら韓国で足を捻挫して現在松葉杖を用いた生活のため、1月の本屋遠征をほぼ取りやめています。月末はなんとか行けそうな感じではありますが、数を減らして対応、となりそうです。 さて、今年も『本屋の周辺』シリーズをきちんと出して行きたいと思います。原稿がだいぶ溜まっているので、そこの消化も……調査が結構時間かかるので積読並に溜まっていきます。

        • 年末のご挨拶

          2023年、お世話になりました。無事に2冊目を出すことができました。 ただnoteの更新が滞っているので、上手いところこの辺を調整しつつ、来年も本屋を巡って行きたいと思います。 2024年は年頭から遠征を立て続けに入れているので、色々見て回ってきます。あと、3冊目、頑張って出します

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          版元日誌「「たくさん売る」以外の在りかた」を読んで

          はじめに 版元ドットコムで「「たくさん売る」以外の在りかた」という記事が出ていました。これを読んでみると個人的に「あ、ここ興味深いな」と思ったところを見つけたので、以下、書いてみます。今回書く内容を一言で表すならば、「近世出版の制度に似ている」です。これ以降は説明です。 noteにも記事があるので貼っておきます。 ※過去の制度と見比べて「あ、これ、〇〇(任意の制度名)と似てる!」とやるのは雑だ、と思う方が結構いるかもしれないですが、ご容赦ください。正確性とかきちんとした文

          版元日誌「「たくさん売る」以外の在りかた」を読んで

          仙台本屋案内 6

          曲線大崎八幡宮から15分くらい仙台駅に歩く。正直なところ、るーぷる仙台で大崎八幡宮で降りるよりも、路線バスで八幡一丁目で降りるのがいいです。 「大崎八幡宮から15分くらい仙台駅に歩く。」と書いたのですが、今回は春日町からバスに乗って八幡一丁目で降りました。ものすごく楽です。 通りから1本入ったところに今回訪れた曲線はあります。なかなか古そうな、ではなく本当に古い建物でした。築120年くらいの古民家です。 棚を見ると古本(現代思想など)と新刊。新刊多めという印象でした。直と

          仙台本屋案内 6

          拙著についてのお知らせ

          11/11(土)の文学フリマ東京37にて、拙著『本屋の周辺』シリーズが出ます。 自分が参加するわけではないですが、H.A.Bのスペースにて扱っていただきます。 場所は第二展示場 Fホール  そ-23〜24 です。 お待ちしてます(自分は会場内どこか放浪してます)

          拙著についてのお知らせ

          新刊のお知らせ

          お待たせしました(?)。ようやく告知ができるくらい体が空いてきたのでここでも告知をします。 おしらせさて、昨年はH.A.Bから『本屋の周辺Ⅰ』を出しましたが、今年は同じ版元より続刊の『本屋の周辺Ⅱ』を出します。 お値段変わらず。掲載店舗は8軒と、前回の18軒から半分以下となっております。しかしながらページ数は136Pと、前回の116Pからなぜか増量しております。 2冊目である今回の表紙は、2023年7月に閉店したちくさ正文館となっています。 掲載店舗一覧本誌の掲載店舗8軒

          新刊のお知らせ

          京都本屋案内3

          ※「京都本屋案内」自体はここが1軒目ではありますが、これより前に2軒紹介しているので、通しで採番しております。 佐々木竹苞書楼  地下鉄の京都市役所前駅からすぐ。本能寺のほぼ対面に今回訪れた佐々木竹苞書楼があります。見るからに古い佇まい。「見るからに」というのではなく、実際昔からやっている本屋です。 店の外には均一棚はなく、和本が積まれていました。洋本で積まれているのは、京都に関する大型本や書画に関する本でした。 店について 早速店に入る。想像したより狭い店内でした

          京都本屋案内3

          生存報告です。 連載の方に全力投球しているせいか、noteの更新が年単位で滞ってしまうという事態に...現在は2冊目(『本屋の周辺Ⅱ』)に向けて原稿を書いてます

          生存報告です。 連載の方に全力投球しているせいか、noteの更新が年単位で滞ってしまうという事態に...現在は2冊目(『本屋の周辺Ⅱ』)に向けて原稿を書いてます

          山形本屋案内 3

          八文字屋山形駅の東口から歩いて15分くらいのところに、今回訪れた八文字屋はあります。 八文字屋は山形県内、宮城県内に店舗を持つチェーン店、今回は山形市にある本店を訪れました。 店内に入ると、1階が本屋、2階が文具売り場となっています。おそらく本屋以外で八文字屋をご存知の方だと、文具、特に万年筆のインクで知った方がいると思います。 オリジナルのインクを買おうかなと思ったのですが、受け渡しに時間がかかるので、今回はパス…… 棚は山形市内の大きい本屋らしく、様々なジャンルを網羅し

          山形本屋案内 3

          間借りについてのご報告

          さて、2018年からやっている間借り本屋について、2点報告があります。 2箇所撤退します 神保町 PASSAGEに出店します まず、1から。これについては「そもそも本屋を巡りながら4箇所は無理」なので、増やすなら撤収するべきだと判断しました。2軒分の費用は大きいので、ここで一つ支出を削減しよう、とも思ったので、撤収という判断をしました。 そして、2ですが、2箇所撤収する代わりに新しい場所として、神保町のPASSAGEに行くことにしました。 2/1付でアカウントの登録を

          間借りについてのご報告

          山形本屋案内 2

          紙月書房旧山形県庁、文翔館の裏手に、今回訪れた紙月書房はあります。 古本屋、というよりはブックカフェ、という表現が合っているかもしれません。店内入って右の棚には特集棚。今回は東京・江戸についての本が挿してありました。 また、山形の版元、「書肆犀」の本も置いてありました。こちらは新刊扱いなので定価販売。 奥に入っていくと棚がずらっと。小説などの白っぽい本から郷土に関する本まで幅広く揃っていました。特集棚に神保町のブックショップガイドが3冊出ていました。持っていなかったらここで

          山形本屋案内 2

          年の瀬にお知らせ(C101向け寄稿)

          年内最後のご報告です。 「国会図書館のすごし方 突発ペーパー」に1本寄稿しました。「寄稿しました」、というのもなのですが、今回のネタ元は自分です。 このツイートを拾っていただき、あれよあれよと話が進んで1つのものにしていただきました。 本ペーパーの寄稿者には、『調べる技術 国会図書館秘伝のレファレンス・チップス』(皓星社)の著者である小林昌樹氏や皓星社、兼近代出版研究所の河原努氏などがおります。 会場にお越しの方はぜひに。 頒布先は 30日東ヘ39a 永代屋  31日

          年の瀬にお知らせ(C101向け寄稿)

          山形本屋案内 1

          香澄堂書店山形城近く、最上義光歴史館の向かいに、今回訪れた香澄堂書店はあります。 店のある辺りは現在の町名が「旅篭町」です。店の「香澄」は「香澄町」という地名があるのですが、これとの関連はわかっていません。聞き忘れました。 店内入る前、外には均一本がダンボールに入っていました。矢内原忠雄の本が置いてありました。 店内に入って正面は山形の郷土関連の資料。奥に行くと海外文学(推理系)。間の棚には本の本、歴史系などなど。ジャンルは幅広く、しかしかなり濃い目な印象でした。 帳場近く

          山形本屋案内 1

          秋田本屋案内 1

          乃帆書房千秋公園から旭川を渡って少し歩く。ねぶり流し館の近くに、今回訪れた乃帆書房はあります。 今回日曜日に遠征を始めたのも、ここに行くためです。 店内に入る。入って左側の棚にはzine、本の本や本屋本が。ここの本屋本はかなり数が揃っています。(本稿執筆時点)比較的刊行されてからすぐの『台湾書店百年の物語』やH.A.Bから出ている『あの本屋のこんな本』もありました。 また、本屋や図書館をテーマとしたライトノベルや漫画も置いてあります。かなり意識して本屋本について情報を集め、棚

          秋田本屋案内 1