#フェラーリ
運命のプランシングホース(5)
■フォードvsフェラーリ
60年代前半ル・マン6連覇を続けるフェラーリに、新大陸から魔の手が忍び寄っていた。
「イタリアのフェラーリ、買収できるのか?」
「エンツォ・フェラーリはなかなかの曲者です。相当な値段を言ってます。」
1960年代、世界最大の自動車メーカー、フォードを率いるヘンリー・フォード2世はフェラーリを買収しようと画策した。しかし、エンツォは交渉のテーブルに座ったものの、裏でイタリア
運命のプランシングホース(4)
【戦い続ける跳ね馬】
日本人はどこでイタリア人を学ぶか?サーキットに群居するフェラーリの大応援団、巨大なカナリア・イエローのフラッグを振り回し、声の限りごひいきの赤い車を応援し、ライバルを早口で口汚く罵る。
F1を見たことのある人なら“ティフォシ”と呼ばれる彼らから、イタリア人というのはこんなにも熱い人々だと教わったことはないだろうか?
そのうちフェラーリはさらに特別な存在だと気づく。
アルファ