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躁うつ私の場合 #7〜三日坊主ではなく坊主三人〜

私は何かを長期的に継続して行うことが苦手です。

語学や資格の勉強、運動など(もしかするとnoteも)、強制されていないことを続けるのは私にとって難しいことです。思えば長年夢中になっている趣味もありません。

躁うつと診断されてから今までの人生を振り返ってみると、三日坊主は躁うつが原因なのでは?と思ったのです。(小学校の夏休みの宿題も毎日コツコツやった記憶がないので、もともと苦手なタイプだとは思います笑)

今回はこれについて書いていきます。

躁うつの人が三日坊主な理由

躁うつの私が物事を続けられない理由に、自分自身という人間が安定していないことが考えられます。

私の躁うつ、双極性障害Ⅱ型は、通常状態(寛解)・うつ状態・軽躁状態を繰り返す特徴があります。この3つのパターンのときの自分の状態で特に異なるのが、「意欲・関心度合い」です。

度合いの高いものから、

[軽躁状態]:自信とエネルギーがみなぎっている状態で、アイデアや興味がテンポよく湧いてきて、即実行に移せる。

[通常状態]:現状維持が問題なくできる状態で、人から誘われたりすると興味が湧き、検討したのち実行に移す。

[うつ状態]:現状維持が難しい状態で、新しいことはもちろん何事にも興味を示すことができない。

という感じで意欲や関心度合いが変わっていきます。

新しいことを始めたり、何かにチャレンジしようと決める時は軽躁状態の時の可能性が高いかもしれません。

しかし時が経つとうつ状態の期間に入ってしまい、継続が難しくなります。

うつ状態から抜け出す頃には軽躁状態の時の興味への情熱は忘れ去られていることが多いのだと思います。

躁うつの人は3人の人間を有しているのと同じ

通常・軽躁・うつの3種類の顔を持つ私は、もはやそれぞれ別の人格を有しているとまで思います。

例えば転職サイトに登録している3人がいたとします。

Aさん:自ら会社に応募するがスカウトメールにも返信し、積極的に転職活動を進めている
Bさん:時々スカウトメールを確認し、良さそうなところだけを返信してみる
Cさん:転職サイトを一切見ない

Aさんが軽装状態の私、Bさんが通常状態の私、Cさんがうつ状態の私です。

意欲や関心だけでも、全く異なる性質の人間になっているのがわかるかと思います。

3人が入れ替わり立ち替わりで、1つのことを継続できるはずがありません。

本当に好きなことには戻ってこられる

三日坊主であったとしても、本当にやりたいことや必要なことには戻ってこられると私は思います。

私は高校を卒業してから、ジムでの運動を続けてきました。太るのが嫌だったからです。

うつ状態になると行かなくなり、長く開いてしまったこともありましたが、自分の尻を叩いてまた運動する習慣に戻りました。

通算8年間も続けられたのだから、私は胸を張っていいと思っています。

しかし躁うつと診断されて療養している今、ジムへ戻ろうとは思いません。ジムでの運動は好きではないことを認めたからです。それはそれで新しい取り組みです。

物事を続けることが難しければ、毎日好きなように生きればいいと思いました。

そして継続できる何かが見つかったとき、本当に好きなことに出会えたという証だと思います。

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