＃４愛すべき【魚梅】さん

2023年9月24日 06:01

いつか、そのうちと言っていたら
お店はいつかなくなってしまうかもしれない。

当たり前ではないのだ。

魚梅さんを少しでも支えたいと我ら夫婦はある時勝手に誓った。
愛犬が最後に目指した散歩の行き先は、魚梅さん。
これからもずっと通う。

おじさんの人柄が素敵で、
今は店に立ってないけどおばちゃんもとても素敵な方。

引っ越して来てから3ヶ月ほどは、
店が8割くらいよしずで覆われてて（日除け対策なだけだった）
入りにくいと思って気になるだけで行かず。
ある時勇気を出して入ってみたところ、
ずらっと素敵なお魚ラインナップ。
とても清潔な魚屋さんがそこに存在した。
一度行ってからはずっと通っている。

何故ならば、美味しすぎて。

それでいてまさかのドックフレンドリーな魚屋さんで、
愛犬が生きていた頃は夫と3人で通うのが定番だった。
買い物の帰りに犬用のお菓子をくれたりと優しい。
そしてうちだけでなく、よその犬たちもたくさんおじさんに懐いている。

スーパーより高いかもしれないが、味が、新鮮さが違う。
家で米と味噌汁さえ用意すれば、刺身だけ買って、
立派な刺身定食が出来上がる。
ちなみに刺身はつままで美味しい。
つまみと合わせれば家は完全に居酒屋クオリティー。

しめ鯖はいい具合にしめられており、塩分濃度も私好み。
鰤しゃぶが食べたくて、個人的にお願いしたこともある。
年末は、刺身の盛り合わせを毎年注文している。
（早めに言わないと数に限りはある）

冬の季節は、骨が抜いてある鱈など鍋の具材に。
骨がないのは当たり前ではない。
見えないおじさんの優しさだ。

自家製の鯵の干物(小か大か選べる)
カマスがある時期はカマスの干物はマストで買う。
しっとり、ジューシー、毎回感動する美味しさ。
食卓はたちまち旅館の朝食クオリティーとなる。
鎌倉で朝ごはん屋さんがちらほらあるけど、正直余裕で越える。

デイリー使いだと、しらすもよく買う。
小さめのしらすがとても好みで、おじさんもそうらしい。
しじみも大きくて美味しい。
玉ねぎ天もたまに買う。

とにかく語ってしまったが、
言いたいことは、是非行ってみて食べてみてほしい〜
頼まれたわけじゃなく、書きたくて勝手に書いている。

おじさんは1人でやってるから忙しくなりすぎてもあれなんだけど、
夕方に少し残ったお刺身たちを見ると心が痛く、
フードロスになってしまう事もあるそうなので。