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真冬の入浴・夜中のトイレはヒートショックに注意

こんにちは

厳しい寒さが続いておりますね
温かいお風呂が気持ち良い季節ですが
気をつけたいのがヒートショックです

決して他人事ではないと思い、今回まとめてみました

ヒートショックとは

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ヒートショックとは、急激な温度変化が
身体にダメージを与える現象の総称で、
気温差が10度以上あると
起きやすいといわれているそうです

人の血圧は、気温が低くなると血管が縮み上昇し
気温が高くなると血管が広がって下降します

そこで注意が必要なのが浴室です

暖かい部屋から寒い脱衣所で裸になると
血圧は上昇し、湯船につかって体が温まると
血圧は急降下します

そして、お風呂上がりに脱衣所で着替えることで
また体が冷えて血圧が上昇します

これにより、
心筋梗塞や脳梗塞などを発症してしまうそうです

また、脱衣所だけではなく、
寒い脱衣所から熱い風呂に入ると
今度は血管が広がって血圧が急低下し
脳への血流が不足してしまい
浴室内で失神してしまって、
溺れてしまうこともあるそうです

ヒートショックの原因は、
寒暖差による血圧の乱高下であり
最悪の場合、命を落とすこともあります


夜中のトイレも要注意

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寝ていると布団で温まり、
夜中に布団から出て冷え込んだトイレに行くと、
これもまた、
ヒートショックを起こしやすいそうです


特に高齢者は注意が必要

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消費者庁によると、
2020年は年間約5000人が犠牲となり
その9割以上が65歳以上の高齢者だそうです

そして発生件数は1月にピークを迎えるそうです

この数字は氷山の一角だと思っています
平均すると、年間15,000人が入浴中に亡くなっている
そうです

ちなみに交通事故で亡くなる人の3倍もの確率だそうです


4つ以上なら要注意!ヒートショック危険度チェック

ご高齢の方のみならず誰にでも危険性がありますが
特にヒートショックに気を付けなければならない方がいるようです

✅65歳以上
✅メタボや肥満
✅基礎疾患がある(高血圧、糖尿病、動脈硬化など)
✅睡眠時無呼吸症候群、不整脈がある
✅浴室や脱衣所、トイレに暖房がない
✅浴室の床がタイル張りなど、寒い
✅熱い風呂(42度以上)が好き
✅一番風呂が多い
✅長湯(30分以上)が多い
✅飲酒後の入浴が多い

この中で4つ以上当てはまる場合は要注意です

ご家族の中に該当するご高齢の方がいらっしゃる場合は
浴室やトイレで倒れてしまう危険もありますので
こまめに声を掛け合ったり
ときどき様子を見に行ったりして
ヒートショックを防ぎましょう


ヒートショック状態の人への対処法

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ヒートショックは本人や家族が注意し
予防に励むことが非常に重要ですが

いくら気を付けていても
ヒートショックを起こしてしまう可能性はあります

浴槽の中で気を失っていたり、
ぐったりしている人を発見した場合は、
まずは救急車を呼びつつ浴槽の湯を抜きましょう

また、可能であれば浴槽から引き揚げて
気道を確保しつつ安静にさせましょう

救急車を待っている間に、
救急隊員の指示を受けながらでも構わないので
必要に応じて混交呼吸や心肺蘇生などの
応急処置をできる限り行いましょう


ヒートショックを引き起こさないための対策

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食後1時間以上空けてから入浴しましょう
食後は消化器官に血液が集まり、
血圧はやや低くなった状態になります
そこに入浴をするなどの血圧を上げる行動をすると
血管内の変動がより大きくなり
ヒートショックを引き起こしやすくなるそうです

そして、お酒を飲むなら入浴後にしましょう
飲酒すると、血管が拡張し血圧低下を起こしたり
体の反応も低下して転倒しやすくなります


浴室や脱衣所をできるだけ暖め、
かけ湯をして、身体を温めてから入るようにしましょう

お湯の温度を41度以下にし、
湯舟につかるのは10~15分程度にしましょう

半身浴もオススメです

そして、お風呂から上がる時はゆっくりと
お湯から出るようにしましょう

冬でも入浴すると汗をかくため
脱水症状を起こすことがありますので
入浴前後に水分摂取を心がける必要があります

また、入浴すると汗をかいて体内の水分が減り
血液がドロドロになります
その状態だと血栓が出来やすくなり
血圧が上がると脳梗塞や心筋梗塞になりやすいため
入浴前後に水を飲むことで
血圧や血流の変動による脳疾患などを防ぎましょう

夜中にトイレへ行く時は
寝間着の上にガウンなど一枚多く羽織って、
暖かい格好をするなどの対策をした方が良いそうです

ご高齢のご両親や祖父母がご家族にいらっしゃる方は
注意喚起し、予防策を徹底しましょう

また、同居ではなく別居の場合は心配ですよね

入浴の前後に連絡を取るなどして安全を確認し、
体調の変化などがあったら迅速に対処しましょう


まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます

家の中の温度差を無くすことが
効果的な予防法になります

ヒートショックを防ぐ方法を知っておいたり、
もし身近な人がヒートショックを起こした時に備え
対処法を知っておくと安心です

ご家族にご高齢の方がいらっしゃる場合は
協力し合い見守る体制を作ることが大切です

正しい入浴法を心がけてお風呂に入って、
身も心も温めて楽しくリラックスしましょう

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