【Apple Watch必須】マスクをしたままでもiPhoneをロック解除できるようになった【iOS14.5概要】

高丘真弓

2021年4月28日 09:22

こんにちは

4月27日（日本時間）にiOS 14.5が配信され、

iOS 14.5では、
マスクをしたままでもiPhoneのロック解除が
可能になりました

この1年、コロナ禍の影響で
マスクをすることが普通になっていますが

iPhone X以降のiPhoneは
Face ID（顔認証）の生体認証が搭載されており、

(※iPhone SE（第2世代）は
Touch ID（指紋センサー）を搭載)

ホームボタンのない機種でFace IDをオンにしていると
今までマスクをしている顔は認証されず
パスコードを入力するか
マスクを外したりずらす必要があって
結構不便だと思っていました

早速アップデートして実際に使ってみたら
今までストレスだったマスクをしたままのロック解除が
スムーズにできるようになり、とても快適になりました

マスクをしたままiPhoneロック解除

iOS 14.5では、
マスクをしたままでも、
Face IDでロックを解除できるようになり
利便性が向上しましたが、

この機能を使うためにはApple Watch Series 3以降の
Apple Watchが必要となります

まず、iPhoneをiOS 14.5にアップデートします

iPhoneの設定アプリ
↓
一般
↓
ソフトウェア・アップデートからアップデートできます

アップデート後
Apple WatchもwatchOS 7.4に
アップデートする必要があります

アップデートが終わったら、
iPhoneの設定
↓
Face IDとパスワードにAPPLE WATCHでロック解除
という項目が追加されていますので

オンにすると、
装着しているApple Watchを認識します

※このとき、Apple Watchを装着して
ロックを解除しておく必要があります

ただし、これでいきなりマスクをしたまま
ロック解除できるわけではなく、

マスクをつけたまま
iPhoneのロックを解除しようとすると、　

Apple Watchでロック解除するには
パスコードを入力、またはFace IDを使用

というメッセージが出るので
上記いずれかの方法でまずロックを一旦解除します

その後はマスクをしたままでも
Face IDでロック解除できるようになります

(Apple Watchがブルッと震えます)

このApple Watchでロック解除されました

というメッセージが
Apple Watch上に表示されるようになります

Apple Watchに表示されるこの画面で
iPhoneをロックを選択すると再びロックされ、
マスクをしたままではロック解除できなくなります

ちなみにApple Watchを手首から外しても
iPhoneはロックされます

ここで、
パスコードかFace IDでロックを解除すれば
再びマスクをしたままロック解除可能になります

あくまでもiPhoneのロック解除のみの機能

ちなみにこれは、
iPhoneのロック解除のみの機能で
LINEを開く時やApple Payの支払いなどは
マスクをしたままで顔認証が行われず

従来通りパスコードを入力するか
Face IDで認証する必要があります

注意点

Apple Watchのロック解除を有効にした状態では
ユーザーの顔ではなくマスクをつけた顔を
認識しているため、

マスクを着けた他人の顔でも
ロックを解除できてしまうことが
注意点の一つです

そんな時にもApple Watchに通知が来ますので
自分の意思に反して万が一、ロック解除されたときは
ここからiPhoneをロックすればOKです

・Apple Watchを手首に付けてロックを解除する
・iPhoneをパスコードかFace IDでロックを解除する

という2つのステップが必要なことに加え、
ロック解除時にApple Watchに通知が来て
再ロックができるようになります

他人のマスク顔も認証可能になるとはいえども
一旦ロックをするとパスコードを入力するか、
Face IDでロック解除を求められるので
一定のセキュリティは保たれますね

マスク顔ロック解除の他にも新機能が

iOS14.5のアップデートでは
いくつかの新機能の追加と、問題点の解消がされました

AirTagを探す

4/30に発売予定のAppleの新商品、AirTagは
オセロの石ぐらいの大きさで、
鍵やカバン、財布などにつけておくと
iPhoneで所在場所を探せるというものです

具体的には
お財布が見つからない場合、AirTagが付いていれば
【探す】アプリの新しい【持ち物を探す】タブで、AirTagの内蔵スピーカーに音を鳴らしたり
またはHey Siriと声をかけるだけで
ソファの下や隣の部屋など近くにあれば
音が鳴る方を探すだけで見つけられるそうです

防水機能も搭載されており、

簡単に交換できる標準的なバッテリーで
1年以上使えるように設計されているそうで
交換のタイミングは、iPhoneが知らせてくれるそうです

apple.comまたはApple Store Appで購入すると
イニシャル、絵文字、またはその両方を
組み合わせた無料の刻印で
自分だけのAirTagにできるそうです

(値段は1個税込3800円)

もし街中に落としてしまっても
世界中に10億以上あるiPhoneが連携し
探索の手伝いをしてくれるという優れものです

また、すぐ近くにあるはずなのに見つからない

という時も、AirTagから音を出すことができて
さらにiPhone 11およびiPhone 12であれば
AirTagとの距離や方向も
知ることができるそうです

iPhone 11およびiPhone 12には
超広帯域無線（UWB）に対応した
U1チップが内蔵されており
対象物との距離や方向が分かる仕組みだそうで

iPhone 11あるいは12では
(iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max、
iPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro、
iPhone 12 Pro Max)
正確な場所を見つける機能で、
視覚的・聴覚的および触覚的なフィードバックで
AirTagの近くに誘導してもらえるそうです

紛失モードにすると、
他の人がAirTagを見つけたときに
通知を送信したり、
きちんと設定済みならば
電話してくることができるそうです

実際にAirTagを購入し設定する際には
AirTagをiPhoneに近づけるだけでいいそうです

お手持ちの iPhoneが
iOS 14.5にアップデートしていない場合は
アップデートするようメッセージが出るそうです

iOS 14.5にアップデート済みの場合、
すぐにiPhoneの画面上に
ポップアップでAirTagの設定画面が出て
誰でも簡単に設定が可能だそうです

広告のためのトラッキングに許可義務付け開始

iOS 14.5では、
プライバシーへの配慮も強化されました

iPhoneでアプリを立ち上げると、上の画像のように

他社のAppやWebサイトを横断して
あなたのアクティビティを追跡するのを許可しますか？

というメッセージが出るようになりましたが、

これはApp提供者が他社のデータと組み合わせることで
ユーザーの行動履歴をまとめ、
ユーザーが興味を示しそうな広告を
表示するということに利用されています

(広告やデータブローカーと共有する目的で
他社のAppおよびWebサイトを横断して
アクティビティがトラッキングされる場合に
表示されます)

この機能は決して悪いものでは無いのですが、

Appleとしては
『ユーザーに許可無く、勝手に黙ってやるって
どないやねん』というスタンスをとっていて

ユーザーにきちんと許可を取りなあかん、
ということで
こうしたメッセージを出すようになったそうです

アプリ提供者としては
ユーザーをターゲットした
広告の効果が出なくなる可能性もあるため
こうしたメッセージが出る前に
許可をしてね、という
通知を表示するようになるなど
対策をとるところも出てきたようです

ユーザーとしては、許可をしないことで
自分に合った広告が
出てこなくなって喜ぶ人や不便を感じる人も
いるかもしれません

許可をする・しないは、

iPhoneの設定アプリ
↓
プライバシー
↓
トラッキングから変更できます

一度、許可したものを拒否にすることできますし
許可することも変更可能です

また、それぞれのアプリで
個別に設定することもできます

どのアプリにに対して、
トラッキングを許可するかを
選択できるようになったのです

5G対応も強化

また、iOS 14.5では
5Gネットワーク関連が強化されたそうです

これまではデュアルSIMに設定すると
5Gが使えなくなるという弱点がありましたが

5GでのデュアルSIMに対応し
2つの回線で5Gが利用できるようになりました

さらにスマートデータモードが改善され
バッテリー駆動時間を延ばし
データ使用量を削減するようになるそうです

また、
iPhone 12モデルでサポートされている
通信事業者の5G国際ローミングを
利用可能になりました

楽天モバイルの通信回線に正式対応

楽天モバイルは4月30日から
iPhone 12シリーズ、iPhone SEの取り扱いを
開始するようです

日本国内では
ソフトバンク、KDDI、NTTドコモに続く
4社目となります

日本のユーザーにとって
最も関係がありそうなアップデート項目でも
あるということです

iOS 14.5では
正式に楽天モバイルの通信回線に対応しました

これまでもSIMフリーのiPhoneに
楽天モバイルのSIMカードを挿入すれば
通信自体は可能でしたが

4Gしか使えないなど、
完璧には作動しなかったそうです

iOS 14.5からは
楽天モバイルのSIMカードを挿入すると
5Gの設定メニューが表示されるなど
これで正式対応したということが言えるそうです

楽天モバイルでは、
iPhoneをキャリア最安値で販売する、
ということになっているそうです

料金プランも月間1GB未満なら0円で
iPhoneをお得に使える楽天モバイルとして
これからますます人気が出そうですね

新しい絵文字の追加

キスしているカップルの絵文字と
カップルとハートの絵文字の
すべてのバリエーションに
個別に別々のスキントーンに対応し

新しい顔の絵文字、ハートの絵文字、
ヒゲを生やした女性の絵文字を追加したそうです

Podcastが使いやすく

ユーザーインタフェースが刷新され、
番組のページでPodcastの内容を
チェックしやすくなり、

検索にランキングと人気のカテゴリが
追加されるようになりました

Podcastの番組のページを
より簡単に視聴できるようになったり
エピソードを保存、ダウンロードする
オプションを設けて

自動的にエピソードをライブラリに追加して
素早くアクセスすることが可能になりました

ダウンロードの動作および通知の設定は
番組ごとにカスタマイズ可能で

検索”のランキングと人気のカテゴリも
表示されるようになりました

Siriの声が男性・女性から声１・声２に変更

Siriの声が、
男性と女性から声１と声２に変わりました

これも、ジェンダーフリーの観点なのでしょう

また、
AirPodsまたは互換性のあるBeatsヘッドフォンを
装着しているときに、
Siriが通話の発信者名を読み上げて着信を通知し
ハンズフリーで応答可能になったり

Siriに頼んで連絡先のリストや
メッセージのグループ名に対しての
グループFaceTime通話に対応しました

Siriに頼んで緊急連絡先に発信も可能です

Apple Music

お気に入りの歌詞を、メッセージや
Facebook、Instagramのストーリーズで
共有したり

サブスクリプションの登録者は
メッセージのチャット内で
歌詞のスニペットを再生することが
可能になりました

世界の100を超える各都市で
人気のある音楽を紹介する都市別ランキングも
見られるようになりました

マップ

Siriに頼むか、
または画面下部の経路カードをタップしてから
到着予定を共有をタップすることで

車での移動に加えて
自転車や徒歩での到着予定時刻を共有することが
可能になりました

リマインダー

タイトル、優先順位、期限、作成日で
リマインダーの並べ替えができるようになり
リマインダーリストを印刷するオプションが
追加されました

翻訳

再生ボタンの長押しで
翻訳の再生速度を調整できるようになりました

CarPlay

新しいSiriまたは
キーボードコントロールを搭載したCarPlayを
使用して、
運転中にAppleマップで到着予定時刻を
簡単に共有可能になりました

修正された問題

このアップデートでは
50件ものセキュリティ関連の修正も
加えられたそうです

ここでは割愛します

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます

マスクをつけたままでも
ロック解除ができるようになったのは
本当に楽になりました

欲を言えば、Face ID対応の
パスコードを入力する全てのものに

そのうちにでも対応してほしいなぁと思うのは
私だけでしょうか… 笑

セキュリティの問題など色々難しい点が
まだあるのでしょう

ロック解除の他にもたくさんの新機能も追加されて
ますます便利になったiPhoneです

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