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【434/1096】感覚は変わる

434日目。何度やってもうまくいかずにしばらく放置していた事務的な作業がスルスルとできた。え?あれはなんだったの?と思うほど。そういうことがたまにある。


自分が膜の中にいると気づいたのは、たぶん、10代の終わりのころだと思うのだが、それよりも前の中学生くらいのときかもしれない。
すごく分厚い膜の中に、自分がいて、世界が遠いという感じ。だけど、当たり前だが、膜の中にいる自分の声は外に届かない。
膜が代わりにいろいろやってるけど、それは中にいる自分とは違う、という感じ。

それが自分の中でズレみたいになって、そのうち、ズレているほうが当たり前の感覚になってしまっていた。
しかし、やはりズレているので、気持ちは悪い。
入れ歯がずっと合ってないみたいな感じか?入れ歯したことはないが。
そのズレを修正したくて、いろいろやってきた。

まだズレているところもあるのだが、膜の中のほうが自分だという自覚があり、膜のほうに行ったときに、そっちじゃないこっち、と気づいて戻ってくる頻度は高くなっている。
そうすると、感覚はまるで変わる。

膜の中に自分がいたときは、世界はこわいところだった。
膜の中は安全と逃げ込んでいたはずなのに、結局のところ膜の中も安全ではなかったので、つねにこわくて、不安だったんだなと思う。
感覚があてにならないのはそういうことか、と思う。

言葉があてにならないのも同じだなと思う。
とても良い言葉も、誰が言うか?で変わる。
もちろん、良い言葉を使っているうちにそれに合ってくるということもあるから、言葉を選ぶことは大事だけども。

自分の話も、何度も同じ話をしていても、話すたびに感覚が変わることがある。
過去が書き換わるというのはこういうことなんだなと思う。
過去に遭った出来事は変わらないが、記憶は変わる。
セピア色に変われば、もうその感覚に惑わされなくなるんだなあ、という実感。

では、またね。


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