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【425/1096】自分が人生のクリエイターである

425日目。9時30分までに渋谷に行く予定なのに、起きたら8時30分だった。だいぶ久しぶりの寝坊っぷり。慌てふためくのではなく、最速で落ち着いて支度したところ、間に合った◎今日は良い日だ。


ブルース・リプトン博士という細胞生物学者の方の話を聞く。ブルース・リプトン博士は初めて知ったのだが、すごくユーモアのあるおじいちゃんって言う感じで、表情豊かで面白かった。
思考の癖が、私たちの身体にどのような影響をもたらすか?ということについての講座で、私は物理や生物は、高校時代に躓いたっきりで本当に疎いのだが、とってもわかりやすく話してくれたので、理解しやすかった。

私たちは、社会全体としてある程度価値観を刷り込まれているがそのことに気づいていない。
そこに気づけば、自分本来のパワーに目覚めることができる、とはじまる。

元細胞生物学者で、医学部で遺伝学の概念を教えていたというブルース先生。
当時は「遺伝子決定主義」ということを教えたらしい。これは、遺伝子が人の体だけでなく、行動や感情も遺伝子が関連しているという概念で、人はただ遺伝子のプログラムに従っているだけだというものだそうだ。
そうすると、人は遺伝子を選ぶことができないので、その遺伝子がスイッチオン、オフしたことで自分の人生が決まってしまい、それが気に入らなくても遺伝子のプログラムの犠牲になるわけである。
そういえば、がんになるのは遺伝だ、と言う話はたしかに聞いたことがあるなと思った。

そうすると、自分の人生は、遺伝子によって起きることの犠牲になっているとなり、被害者意識が芽生えてしまう。
被害者だと思うことは、人を無力にする。
これだと、人は遺伝子のメカニズムに対して、無力であると刷り込まれてしまう。
そして、自分は被害者で無力だという認識を持つ人は、自分よりも力のあるように見える人に、権力を移譲してしまう。
なぜなら「私は被害者だから助けてください」と自分の外に救いを求めてしまう

博士は、50年前にこの遺伝学を教えていて、同時に幹細胞のクローンの作成研究もしていた。

私たち人間には、50兆個の細胞があり、毎日何千億の細胞を失っている。失った細胞を補うのが幹細胞である。この幹細胞のクローンを作成して、1つの細胞から、30000の細胞を作成する。
そうすると、完全に同じ遺伝子の細胞が30000個できる。
人の血液と同じ液体を使って、培養するそうだ。それを培地というらしいが、この30000個の遺伝子均一なものを3つにわけて、3つの異なる培地環境をつくる。
そうすると、1つ目の培地は筋肉を、2つ目の培地は骨を、3つめの培地は脂肪細胞を形成した。
遺伝子は同じなので、変わっているのは培地のみ。つまり、「環境」のみである。
とすると、遺伝子決定主義と矛盾するというわけである。
遺伝子が勝手にスイッチオン・オフして、生命をコントロールしているという理論に反している。

この実験と同じことを人間は、皮膚の中、体で行っている。
つまり、人体の50兆個の細胞は、血液の構成でコントロールされる。そして、血液の構成を変えられる体内の科学者は、「脳」である
つまり、頭の中に思い描くものが生産される化学物質に反映され、血液の構成をしていくというのだ。

では、脳はどの化学物質を血液の構成にいれるのか?

答えは、「私たちが頭に思い描くものが生産される化学物質に反映される」である。

しかし、脳はプログラムが入っているコンピューターのハードディスクのようなものであり、コンピューターにはどのプログラムを動かして、必要な情報を入力するという指示を出すものが必要である。
それが、額の後ろのほうにある「私の意識」である。
その意識が遺伝子を操作し、細胞をコントロールしている。「私の意識」が現実を創っている。
人の意識が創造者なのである。
自分の意識がすべてをコントロールしている。

ところで、潜在意識は習慣である。
その習慣はいつ、どこで作られたのか?が問題だ。

博士は、妊娠後期から7歳くらいまでの間のシータ波の脳がこの習慣の行動プログラムをダウンロードしていると話す。
このシータ波は想像の脳波で、催眠状態でもあるので、現実の世界と想像の世界が混ざっている。
親、兄弟、周囲の人間から、よい悪いの識別をしないで、すべてを記憶する。
しかも、7歳までにダウンロードするプログラムの60%は、自分の可能性をつぶしたり、妨害して無力化するようなものだそうだ。

60%は自分にとってあまりよくないプログラムをそのままダウンロードしていると思ったら、えーそりゃ生きづらい人がいっぱいいても仕方なくない?と思った。

意識する心=創造的な心だと博士は言う。
私たちは運転手を2人抱えた車を走らせている。
意識する心が運転手の時、自分が望む物事に進むように車を走らせることができる。
ところが、意識する心は、残念ながら考えることができる。そのため、95%は考え事をしているらしい。

え?どういうこと?と思ったら、
意識する心が運転しているときは、外を見て、周辺を確認し、現実の世界をきちんと見ている。
でも、考え事を始めた途端に、現実ではなく内側の世界に入り、過去、今、未来をさまよう。
ということらしい。
1日のうち、95%もその考え事に費やしている。
現実を見て、創造するのではなく。

体の運転手は2人いて、顕在意識(意識する心)=自分自身と、自動運転する潜在意識が交代で運転する。
顕在意識が考え事を始めると、潜在意識が自動運転し始めるというわけである。
とすると、1日のうちの私の言動のうち、95%はダウンロードされた自動運転プログラムが行っていることになる。
しかも、ダウンロードされている60%は「自分の可能性をつぶしたり、妨害して無力化する」ようなプログラムである。

自分を妨害するプログラムが動いていたら、それに気づけそうなものだが、気づけない!そこが問題だ。
なぜなら、意識する心の95%考え事に夢中なのだ。
他人のことは気づける。だが、本人だけが気づけない。

Oh, my god!(とブルース博士が言った)

すると、なにが起きるか?
1日のはじまりに意識的な望みを持って始める。
「今日は健康的な一日にするぞ」とか。
夜になって帰宅して、そのとおりにならなかった。
「上手くいかないのは、自分のせいじゃない」
「だって人生を良くしようと思っていたんだから!」
そうすると、人生がうまくいかないのは、他人や環境のせいになる。自分は他の人のプログラムの被害者だと思ってしまう。
被害者になると?
そう、無力化するのだ。
そして、自分よりも力のあるように見える人に、権力を移譲する。

これが自分の人生のハンドルを手放す、だなと思った。
自動運転にまかせてしまっていると、自分の人生のハンドルを自分で握って運転していることにならない。
自動運転は楽だけど、でも、60%も自分を妨害するプログラムになっている。(幼少期に過酷な環境だった場合は、60%以上になる。)世界は危険だとダウンロードされていたら、神経系はそれだけで自己防衛モードになるわけだ。
自分の学びも、なんかいろいろつながった気がする。

博士曰く、「私たちは常に創造している
博士は量子物理学が世界一有効な科学だと思っているそうだが、量子物理学の第一の法則は、「意識が私たちの人生経験をつくっている」だそうだ。
これが、エピジェネティクスという最新の科学らしい。

量子物理学の本は読もうとしてそっとやめた(難しすぎて頭が追い付かなかった)が、なるほど、そういうことなのかとわかりやすかった。

自分が自分の人生の創造者、クリエイターだと認識することがとても重要だと博士は繰り返していた。
そうすると、自分を被害者だと信じて自分の本来持つ力を放棄した人がもう一度力を取り戻すことができる。
自分の創造するものは、変えることができるから。

過去や過去の行動は、自分でコントロールできないので、そのプログラムに囚われないことが大事だと言う。
潜在意識の習慣を変えるには、身体を動かすことと、繰り返しがやはり大事と言っていた。
やっぱり?!やっぱり!!と自分のやっていることの方向性が間違っていないことが証明された気分になる。

また、潜在意識の習慣に気づくのは、一人でやるのは難しいかもしれないと言っていた。
(専門家のサポートを受けたほうがいい場合もあるという話。)

そして、顕在意識、意識のある心は、創造するので、
「考えを変えた!」、それだけで変わる。
まったく時間をかける必要がない。今この瞬間変わるのだ。

あと、身体があるから、視覚、嗅覚、味覚、聴覚、触覚、愛、感情など全部細胞が受け取り、ソースに届けてくれる。
つまり魂が体験できる。
身体がなければ何も体験できないのだとおっしゃっていて、すごい共感した。

あと、興味深かったのは、幼児は、表情を読み取って発達すると言う。幼児は、本能的に表情を読むことに依存している。幼児の頃は、親の表情を見て、行動を変えるのだ。
だから、今、マスクをしていることで、子どもたちがどのような影響を受けるかをすごく懸念しているそうだ。

スピリチュアリティについて、自分の人生すら幸せにできない人が語るスピリチュリティは胡散臭いと思って、科学の世界に進んだが、科学の世界でこのことが証明されたということだ!と博士はおっしゃっていた。

エビデンスは、いつも後からだよねとは思う。
先にエビデンスがあるものはない。

というわけで、博士の話がとても面白かったので長くなった。

では、またね。





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