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【564/1096】自分で自分を決めつけない

今日は、午前中、呼吸のお稽古のオンラインクラス。
お稽古に参加してくれている方が、実践してきたことの感想をシェアしてくれて、その気づきがすばらしくて震えた。
今まで自分で自分の範囲を決めつけて、私はこうだからと思っていたことを、まず言われたとおりにやってみようと何とかやってみたら、そうなってしまうということがわかった、という内容だった。
それをしようと思ってそうなったのではなく、型どおりにやってみたら、そうなってしまったという体験は、自分の新しい可能性がひらいているのと同じだ。
今までとおってなかったルートをあけたのだ。
そっちじゃなくて、こっちを選んで進む先にはまるで違う世界がある。

ある程度まで生きていれば、身体には今までの癖がある。
反り腰、巻き肩、猫背、O脚、などなどそれぞれに違うけれど、なんらかの今までの自分の癖が身体には表れている。
そして、その癖があるから、これはもうしょうがないと決めつけていることが多々ある。
自分はそうなんだ、それが当たり前なんだと決めつけている。決めつけていることに気づいてないことすらあり、そっちのほうが多いくらいかもしれない。
でも、その今までについている身体の癖は、型通り動くのと実はあまり関係がない。

型は形ではない。
動きの中で型どおりに動くのは、形が同じになるということではない。自分がどう動いているか?だけなのだ。
だから、できるかできないかではなくて、やるかやらないかなのである。
そこが本当に面白く、奥深く、探求しがいのあるところ。
型はあるけど、その型をどう動くのかで、そのあと受け取る身体の作用がまるで違うものになる。
お稽古では、そこが実感できたようで、よかった。

自分で自分を決めつけてしまうのは、人に決めつけられているよりも多い。
自分で自分を決めつけることほど、自分の可能性を狭めるものはない。
自分の決めつけを外して、ただやってみると今まで見えなかった景色が見える。
そこがなにより面白いところだ。

では、また。


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