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【529/1096】息が止まらない動き

呼吸のお稽古、今月は動的瞑想。
動的瞑想は簡単な動きのワークながら、その恩恵は計り知れないもの。
意図と本能のバランスをとり、身体と対話しながら動く。
すると息が止まらない。
今まで、息を止めてしまうのが日常だった場合、動的瞑想をやって息が止まらない動き方を身体に染み込ませるという側面もある。
自分の身体の反応に逆らわずに、ついていく。
身体を頭で引っ張って動かすのではなくて。
一つ一つの動きは超シンプルなので、型を覚えるのはさほど難しくないが、そこから先が本当に膨大。
やればやるほど自分と対話することになるので。

現代の人は、ほうっておくと意図だけ、思考だけになってしまいがちなので、如何に「感じる」を排除しないかが重要だと思う。
「考える」と「感じる」の両方あって、人だから。
どっちかだけだと、やっぱり不具合がね。
呼吸・整体の調整法やワークは、「感じる」を因数分解してくれていて、そこを技術として習得できるのがすごいところ。
「感じる」を教えてくれる学びってないんですよ。ほんと。
「感じていいよ」と言ったって、どう感じるんだよってなるのでね。今まで封じ込めて来てるから。
というわけで、自分が感じなくしてしまったところを、感じるように変化させる。そういう技術を身につけられる。
一生モノの技術。

最初はやり方を覚える、技術を学ぶ必要があり、
その次に、やり方はわかっているけど、使いこなすまではいってない、使いこなすを習得する段階がある。
頭ではわかっているが、そのように動けていない。「つもり」の段階。ここはめげずにやり続けるしかない。
でも時々めげる。なので、仲間がいるとすごくよい。励まし合ったり、刺激し合ったりできる。私も何度もそれで続けてこられたので。
そして、最後に、無意識でもできる段階がくる。
いつのまにか変わっていたというところ。
でもいつのまにか変わるまでは、それなりのやりこむ量と質の担保がいる。

やる気出して、やろう!と頑張ってしまう自分に気づいたり、これであってるか考えて動こうとして力んでたり、まあいいかと気が抜けてしまっていたり、やっているうちにいろいろ気づく。
それを、やめる。
無駄なこと、余計なことをしないで、身体の動きたいように息が止まらない動き方で動く。
これは、動的瞑想と言うワークをやっているときだけそうなるのではなくて、日常にそのまま波及する。

息を止めないで動くというのは、命の流れを止めないで動くってことだ。
身体のこうしたいという欲求をキャッチして、そのとおりに動く。
何をするかは関係なくて、どのようにするかだけである。

というようなことをお稽古で実践した。
初めてやった人の気づきがすごくて、やっぱり一緒にお稽古するってすごくいいな~!!!と思う。

私もやるたび毎回、いろいろ気づいて、自分を知る。
身体のこうしたいで動いていた「つもり」というのは、結構手強くある。マインドの思い込みすごいので。
でも、気づいて修正すれば、変わっていく。
自分に許可出し続ける。
こんなに縛っていたのかと思うけど、縛っていた理由はわからなくても、外すことはできるのだ。

どんなときも息を止めない。
自分で選べる。

では、またね。

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