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ペルー(4):クスコでペルー料理の美味しさに目覚める

チョコレート博物館に小躍りした私たちですが、もちろんインカ帝国の素晴らしい遺産もしっかり堪能。

天気もよかったし、クスコはアレキパよりさらに空も近いので、日本とは比べ物にならないような「抜けるような青い空」がすぐ近く!
もう青空に包まれているのか、ってくらい近い!
もちろん高層ビルもないので、赤茶色の世界遺産の街の先にはアンデスの山々。東京で暮らす私たちにとっての“日常”がどこにもない。
でも、この景色が日常の人たちももちろんいるわけで(あとこの酸素の薄さ)、やっぱり世界って広い!私が知っていることなんて、本当に少ししかないんだなと改めて感じさせてくれた街。

お花パレードやってた。かわいい。

とにかくどこも絵になる場所ばかり。高い建物がないから必ず赤茶色と青空がセットになる。さすが街全体が世界遺産。歩いているだけでも楽しく、細い道に入っても明るいうちはまったく身の危険を感じなかったです。

ホテルのテラスからの眺め。VIVA!

収入源を観光に頼っている街は総じて治安がいい(と思っている)。
もちろん犯罪はまったくのゼロでもないし、写真撮るならお金ちょうだいの方々はどの国でも定番のお仕事なのでいらっしゃいますが、それでも安全な街だなと感じました。これは前日のアレキパでも感じたこと。
そしてペルーの人はみんな親切!店員さんも人懐っこい笑顔で迎えてくれる。

クスコの中心、アルマス広場ではカテドラル前の階段に座ってずっとおしゃべりしていられるくらい落ち着く場所。街の中心地がここまで落ち着ける場所って他の国にはあまりない気がするな。車が少ないとかいろいろな理由もあると思うけど、結構長い間座っていました。

もちろんスペイン統治時代のコロニアルな建物は見ているだけで美しいし、それにもまして、その建物を支えるインカ帝国時代の石造りが本当に美しい。
カミソリの歯一枚通さない、と言われるように、本当にピッシリした直線で積まれている。何回生まれ変わったら追いつくんだ、ってくらい昔にこんな技術を持っているなんて、本当に人間というのはすごいし分からないもんだな、と思う。
インカ時代の石造りを見ていると、なんとなく世界一美しいと言われるオイラーの数式を連想しました。無駄なく完璧なものは、本当に美しい。

さて。
12角の石は道端にあるから見に行くのに時間の制限はないよ、と教えてもらったので、明るいうちはメルカドで赤・ピンク・黄色・紫が絶妙に混じっている南米カラーのトートバッグを買ったり、Peruの「P」にうずまきがデザインされているロゴにもヒトメボレ。2人で「ぐるぐるペルー」と名付けて、お土産用のぐるぐるペルーグッズを購入したり。いまだに私のリモワにはぐるぐるペルーが貼られています。

そして標高も高く夜になると急激に冷えるクスコ。
ダウンも着ていたのですが、しっかり風邪ひきました。
それでも12角の石は見なくちゃ!とほの暗くなった街で「本当にこの道にあるの?」というくらい細い道を進むと、急にお出ましになる。
もうなんか看板でも出しておいて、ってくらい急に出現する。
多分、昼間はもっと人出も多くて、見張り的な人ももっといるのかもしれない(触っちゃダメと言われた)から、分かりやすいのかもしれないけど。
そして12角の石がしれっと道端に存在することよりも、夜でもそれなりに人がいることよりも、もっと驚いたこと。

でかっっっ!

写真左側のひときわデカイのが12角の石

私の肩くらいまであるサイズ。え?この石、こんなに大きかったの??
今まで写真や映像では何度も見ていたけど、こんなに大きいとは思ってもいなかったわ。やっぱり本物を見てみないと分からない。

ツーリスト同士で写真撮影をしあい、もう今日はご飯を食べて戻ろう。と、地球の歩き方に載っていた日本人が経営しているペルー料理屋さん「プカラ」へ。
スープ1つでお腹いっぱいになってしまうような、とっても盛りのいいお店。風邪ひいたからスタミナつけなきゃ!明日の朝までに復活しなきゃ!と注文したソパ・デ・アホ(にんにくのスープ)。これが大絶品でドはまりする私たち。マチュピチュから帰って来た日にもプカラさんでソパ・デ・アホ頼みました。
許されるならマイボトルに入れて持ち帰りたいくらい美味しかった。

ちなみにお昼に食べた川海老のスープも2人で取り合うほど絶品。クスコの景色に負けないほどのインパクトを残したペルー料理に大感動。
あぁ、もう今回は最高の旅確定だ。
ゆでたジャガイモにチーズソースたっぷりのパパ・ア・ラ・ワンカイーナ、牛さんのハツを焼いたアンティクーチョ、紫トウモロコシのジュース、チチャモラ―ダ。どの料理も毎回頼んでいましたが、ハズレなし。パクチーがあんまり得意でない2人なので、名物のセビーチェはレギュラー入りせず。
考えてみたらペルーさん、海も山もジャングルもある国だもんね。ポテンシャル高い!

帰国してからも定期的にペルー料理のお店に行くくらい大好きになりました。
ソパ・デ・アホは自分でも作るほどハマってる。

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