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DC~Bostonドライブ旅(1):急転直下で旅先が決定した2011年の夏旅

例のごとく、旅友ちゃんと「今年の夏はどこに行こうか会議」を開催するため、地球の歩き方コーナーで待ち合わせをした私たち。

お互いしっかり1週間休みを取るつもりだけど、珍しく2人で地球の歩き方を前にしても、なんか今年はここだ!って場所が見つからないねぇ……と、世界各地の地球の歩き方をパラパラ見ては棚に戻し、を繰り返していた。
世界中行きたいところだらけではあるんだけど、季節的に今じゃないとか、気分的にここじゃないとか……。

そんななか私の目に飛び込んできた、ワシントンD.C.版。

「アメリカさんはいろいろあるから首都ってなかなか行かないよね」
「スミソニアンは行きたいけど、他はリンカーン像とかホワイトハウスくらいしか思い浮かばないし」
「しかしD.C.で1冊できるもんなんだね」

なんて話しながらページをめくっていた私たちの目に飛び込んできた、極小スペース。

「スパイミュージアムなんてものがあるよ!」
「なにそれ!超楽しそう!」

80文字あるかないかの紹介スペースには、過去本当に使用されていたスパイグッズや007関連のグッズまで展示してあるらしい。

「…………今年の旅、ここか?」

というわけで、どこもしっくりこなかった私たちが選んだ旅先は、ワシントンD.C.。というか、スパイミュージアム。もうメインはスパイ一択。

でも1週間しっかり休むつもりなのでD.C.だけっていうのもアレだし、別の都市も組み合わせたいよね。どこかな?と、私たちが組み合わせたのは、ボストン。

なんでボストンが急浮上したのかがどうしても思い出せないのですが(ニューヨークは何度か行ってるし、せっかくなら行ったことない東海岸の街にしよう、クラムチャウダー食べよう、とかだと思う)、ワシントンD.C.版とボストン版を購入してご飯タイム。

ワシントンD.C.はもちろんスパイミュージアムとスミソニアン。
当然行くならホワイトハウスも見てリンカーン像にも挨拶しなきゃいけないね、とメジャーどころをピックアップ。

そして今回の旅ルートを決定づけたのは、ボストン版の地球の歩き方でした。
ボストン市内のメインどころをパラパラめくり、後半の「少し足を延ばしたエリア」に、私たちの心をくすぐる場所がこれでもかと掲載されている。

■マーク・トゥウェインが暮らしていた「マーク・トゥウェインハウス」

■トラップファミリーが経営していた「トラップファミリーロッジ」(トラップ大佐とマリアのお墓もある)

■若草物語の著者オルコットの家「コンコード・オーチャード・ハウス」(ベスが病気で臥せっていたベッドも残ってるらしい)

■アメリカ唯一の魔女裁判が行われた町セイラム

やば。ボストン郊外、魅力的すぎ。
全部気になるし、そうなると車移動がベストかもね、なんて話していると(無免許の私は運転はすべて友人に頼るしかない)、旅友の「運転するよ!」の心強い一言により今年はドライブ旅に決定。

ご飯を食べつつ、ここも行きたいあそこも行きたい、と気になる場所をピックアップしたのですが、アメリカさん的「足を延ばして」を見くびっていました。
もちろん、いつもの国内旅行の感覚ではないと分かってましたよ。
じゅうぶん分かってるつもりでしたけど!
本格的に調べ始めてその距離に驚愕。

こうやって見ると頑張って移動したわ。

ほぼカナダ!
これ、もうカナダだから!!

というわけで、最終的な移動手段は、
■D.C. ~ マーク・トゥウェイン → アムトラック(鉄道)
■マーク・トゥウェイン ~ ボストン → レンタカー
という素朴な旅に決定したのでした。

行く前はちょっと地味なバカンスだね、なんて話していましたが、最終的に今でも大爆笑できるほどの事件もあった、忘れられない2011年8月の夏旅。
そして、この旅でもほとんど写真がない……。この時は写真を撮る余裕すらなかった。


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