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【読書感想文】お江戸やすらぎ飯

わたしは時代小説が好きです。
なかでも、一膳めし屋とか料理が出てくる小説が好きです。

最近読んで面白かった本が鷹井伶さんの「お江戸やすらぎ飯」です。

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幼き頃に江戸の大火で両親とはぐれ、吉原で育てられた佐保には特殊な力があった。体の不調を当て、症状に効く食材を見出すのだ。やがて佐保は病人を救う料理人を目指す。美味しくて体にいいグルメ時代小説!

体調不良の人を見ると、『あっ、あれを食べさせたい!』と思って、ささっと料理を作るんですが、それが実は医学的な根拠があって、「なんでこれを食べさせたいと思ったの?」と聞いても、本人は『ただ、思い浮かんだんです。』といった具合に、天性の才能を持っているのに、それを本人が気づいていないといったほんわか料理ストーリーです。

食いしん坊のわたしは、生唾をごくりと飲み込みながら、本の中に出てくる料理の味を想像したり、食べた気分になったりして楽しんでいます。

また、食材の本当の力ってすごいんだなといつも感心します。

先日、何気なく、『あぁ、筑前煮が食べたい。』と思って材料を購入していて、在宅勤務中の待機時間にささっと筑前煮を作ったんですが、その材料にはそれぞれカラダに優しい栄養がたくさんあります。

れんこん
れんこんは、肺を潤して働きを高めるため、のどの渇きや痛み、咳、痰などの症状を緩和する働きがあります。 れんこんのネバネバ成分のムチンは、たんぱく質の消化を促す働きや滋養強壮などの作用があります。また、れんこんに含まれるポリフェノールの一種であるタンニンは、消炎や止血作用があるため胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの予防が期待できます。

にんじん
胃腸をすこやかにし、食欲不振、下痢、便秘などに有効なほか、目の乾きやかすみ、視力低下など、目のトラブル改善におすすめです。また、粘膜を丈夫にするはたらきもあり、痰を出し、咳を和らげたい時にも役立ちます。

最近、すこしバタバタしていて疲れていたので、滋養強壮のれんこん、
パソコンやスマホの見過ぎで眼精疲労になっていたのでにんじん。

意識した訳では分かったけど、カラダは自然に欲していたんですね。

本当は、もっとカラダの声を聴けるように耳を澄ました方がいいと思うんですが、ついつい日常生活に雑音が多すぎて。

「あれが食べたい!」
そう思った時は、カラダが今必要なものを欲しているんですね。

わたしの今食べたいもの。
それは「鰻」

急に暑くなって、少し体がついていけてないみたい。

みなさんも、カラダの声、聞けてますか?

ちなみに、わたしが一番大好きな鰻屋さんは、
滋賀県大津市にある「ちか定」さんです。

大阪から出れないから行けないけど、今一番食べたい。


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