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松山英樹氏を通して見るプロフェッショナルがコーチをつける理由

2021年4月、プロゴルファー松山英樹氏のマスターズ制覇のニュースが日本中を駆け抜けました。

松山氏は、コーチをつけず自身の理論と感性をもとに成果を出してきたことで有名な選手。

そんな松山氏が目澤秀憲氏というコーチをチームに招き入れ、たった5ヶ月でのマスターズ制覇という快挙を成し遂げたのです。

このニュースを通してコーチという職業、そしてコーチングの可能性がクローズアップされました。

ビジネスの世界で戦うリーダーや経営者が専属コーチをつける理由もここにあります。

経験や実力が足りないからコーチをつけるのでなく、さらに高い成果を求めているからこそプロの力をうまく活用しているのです。

プロコーチにこそ、コーチが必要

「えっ、中井さんもコーチをつけているんですか?」

クライアントからこんな風に質問を受けることがあります。

プロコーチは『自分自身もコーチング(=セルフコーチング)できる』ようにみえているのですね。

もちろん、セルフコーチングを通して自分と向き合う時間を取ることは大切です。

しかし、セルフコーチングはあくまでも自分の想いや考えを深堀するためのもの。

セルフコーチングでは、新しい視点が増えたり、新しい選択肢が増えたりはしにくいですよね。

ここに、「専属のプロコーチをつける意味」があります。


コーチがコーチをつけるべき3つの理由

今、コーチをつけていないコーチ達に「コーチこそコーチをつけた方がいい!」と思うポイントを3つご紹介したいと思います。


1.自分自身の体験を語ることで営業力が増す!


私達コーチは、コーチングというサービスを提供するビジネスパーソン。

コーチングの必要性や素晴らしさをクライアントに伝え、ご契約いただかなければサポートができません。

コーチ自身がコーチングを受けることで目標を達成し、行動が促進される経験がなければ、その良さを語ることは難しい。

自分自身が良いと思っていないものは売れないですよね。

コーチ自らが体験したコーチングの良さを語ることが、クライアントの心に響くメッセージになるのです。


2.顧客体験を積むことでより良いサービスを提供できる!


「美味しいラーメンを食べたことのない人に、美味しいラーメンは作れない。」

私の元に相談しにきてくれるコーチ達に、繰り返しこの言葉を伝えてきました。

良い材料を揃え、日々レシピ開発を続けることはとても大切なことです。

コーチングでいうと、理論を学びスキルを身に着けること。

そして、その品質向上に取り組むこと。


それだけではなく、心震えるようなコーチングを受ける体験から学ぶことも多くあります。

その逆に反面教師としての学びに繋がることも。

クライアントとしてコーチングを受ける体験をすることで、何が良くて何が良くないのか?気付くことが出来ます。

それが、より良いサービスを提供する基準となるのです。

3.自分自身のセッションを振り返り、裸の王様化を防ぐ


ほとんどのコーチは、コーチングセッションを一対一で進められていると思います。

一対一だからこそ、クライアントにフォーカスし個別対応ができる。

一方で、コーチの価値観や癖がクライアントの前進を妨げてしまうこともあります。


✓共感力が高すぎてクライアントと一緒に悩んでしまう

✓抽象的な質問ばかりでアクションに繋がらない

✓気付けばコーチの持っている答えに誘導している

こんな状態に陥っている駆け出しコーチ達のお悩みをたくさん聞いてきました。

これに気付かずにセッションを続けると癖が増強し、まさに『裸の王様』状態になってしまう。

コーチをつけること自分に向き合い、コーチとしてのマインドやスキルを整えることができるのです。


実は私もコーチをつけていなかった!


実は私自身、コーチング会社をやめてからしばらくコーチをつけていない時期がありました。

「コーチング会社の社員」としてコーチキャリアをスタートさせた私は、「お金を払ってコーチをつける」有益性を実はよくわかっていなかったのです・・・。

そんな私だからこそ、今では「プロコーチがコーチをつける意味」を痛感しています。


私はこんな悩みを抱えていた時期に、「ちゃんとコーチをつけよう」と思ったのです。

「話せてよかった」・「すっきりしました」とは言ってもらえるのに、契約に至らない・・・。

「なんだか、これまでのやり方では通用しない気がする・・・」


    ▼この時が一番辛かった・・・

「やるからにはとことんやる」が信条の私。

「中途半端は性に合わない!」と思い、週1回というハイペースでコーチングを受けることにしました。

そうするとすぐに、やりたいことやするべきことを描き、実行するスピードが目に見えて上がるのを実感したのです。

「自分の視点にコーチの視点が加わることで、選択肢が広がる!視野が広がる!」

本当の意味でコーチングの価値を体験した瞬間でした。

この体験がなかったら、クライアントに対してもコーチ達に対しても、コーチをつける意義を心から語ることが出来ていなかったと思います。

前進するクライアントを支えるためには、コーチも成長し続けなければいけません。

クライアントが前に進んでいるのに、コーチが同じ場所に居続けるということはありえないのです。

コーチが「誰よりもコーチを上手く活用できるクライアント」になることで、コーチとクライアントの両方の視点を持つことができます。

両方の視点をもつことで、スキル面とサービス面の品質向上に繋がります。

「クライアントのためにもっと成長したい!」と願うコーチ達にこの記事が届きますように。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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